こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
歌ってみたでも、オリジナルの歌でも、もちろん仮歌依頼でも、しっかりした録音物を作る事は、誰しもが願う事ですし、おこない事だと思います。自分も、良い録音を目指して精進しています。録音の段階で良い物が録れれば、後はどうにかなるものです。もちろん歌唱力を上げるのは、ボーカリストしてはマストですけどね。さて今回は…
歌ってみた等で必要なボ-カル録音の方法、ノイズ除去等のエディットの仕方を紹介します。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
もくじ
1.録音の方法
歌ってみたのには、大雑把に分けると2種類あります。一つはとりあえず録音したい投稿したいので、iPhone等で録音・録画する方法。もう一つは、DAW等で録音・ミックスマスタリングし、動画にも凝って投稿する方法。ここでは、DAWで、録音する方法を紹介します。
録音機材
PC=CPU/Corei5 以上メモリ/ 8GB以上 Corei3でも動かない事は無いですが、できればこのスペックは欲しい所です。
オ―ディオインタ-フェイス=そんなに高くないもので結構です。ファンタム音源がついてマイクプリアンプが付いてる物を選びましょう。
マイクプリアンプ=オーディオインタ-フェイスに掲載しているモノがありますが、できればあった方が良いです。
DAW=ピッチ修正ソフトの事を考えると、Cubase proをオススメします。
マイク=良い音を録りたい為、高価なコンデンサ-マイクが欲しくなるかもしれませんが、1~5万円位の物にしましょう。コンデンサ-マイクは、精密機械なので高価になれば為るほど、扱いや保管が難しくなります。
マイクスタンド=コンデンサ-マイクを、手で持って歌うわけにいかにので、マイクスタンドを使いましょう。卓上用でも、ブームタイプマイクスタンドでもどちらでもOKです。
ポップガ-ド=息が当たるノイズを抑えるのと、マイクの保護の意味でも、あった方が良いです。
アンビエントルームフィルター=録音に不要な部屋鳴りや不要なノイズを軽減してくれます。
ヘッドホン=録音時に、オケとクリックを聞くのに使います。
録音のコツ
音が割れないない為にも、適正レベルで録音するのは当たり前ですが、コンプレッサ-を自分が歌う最小の音の時に少し掛かる位に設定し、掛け録りをした方が良いでしょう。これで、声のダイナミックスによる音割れを抑制できます。また自分が歌った声を、聴きやすくするのにDAWで、少しリバ-ブを掛けた方が良いかもしれません。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
2.録音ファイルのエディット
歌の録音は、修正した方が良いという考えと、修正が無いように歌うべきという考え方と二通りの考えがあります。確かに、できるだけ修正が無い方が良いのは確かですが、何度も録り直し歌うべき感情と力が無くなってしまっては、意味がありません。録っても、3テイクまでに抑えたいものです。それで納得できなければ、次の日に録った方が良いでしょう。自分のミックスマスタリングの師匠は、
「Ⅰテイクには、神が宿る。Ⅱテイクにも、まだ少し神はいる。Ⅲテイクには、職人が顔を出す。」といってます。
ノイズ除去
もっとも、簡単な方法はiZotoe RXを使う事です。と言っても、基本を知らない事には、後々困る事もあるかもしれないので、簡単な説明を紹介します。
・オーディオファイルの無音部分は、意外にノイズが入ってるのでカットする。
・プラグインのゲートを使って、不要音域をミュ-トする。
・カットしたファイルは、オ-トフェ-ド等で、フェ-ドイン・フェ-ドアウトを入れる事。
実際は、以上の事をしたファイルをiZotoe RXにかけて、ノイズを取るのが最良です。
タイミング修正
音符のタイミングはあってますか?
これもやり方としては、3通りあります。1つ目はピッチ修正ソフト上でおこなう、もう2つ目はオ―ディオファイルを、切っていって一つ一つタイミングを合わせていくやり方です。コツとしては、ある程度の単位で合わせる事です。3つ目は、DAWのオ―ディオファイルタイミング修正機能を使ってやるやり方です。メリットデメリットをまとめると…
1つ目
メリット=1つのソフト上で、タイミング・ピッチ処理をおこなうので、面倒が無い。
デメリット=ソフトの処理が重い。ソフトの操作をしっかり覚える必要がある。
2つ目
メリット=音質変化が少ない。
デメリット=処理が多い。ぶつ切り感が出る時がある。
3つ目
メリット=操作が、分かり易い。動作が軽い。
デメリット=音質の変化が起きやすい。処理が多い事もある。
ピッチ修正
音程・タイミングを修正できるプラグインソフトを使います。代表的なソフトは、MeldyneとWaves-Tune等があります。どちらもとても使い易すく便利なソフトで音質の劣化も少ない所が良いです。ピッチ補正プラグインはDAWに最初からインソ-ルされているモノもあります。Cubase ProにはVariAudio、studio one professionalにはMeldyneの入門クラスが、入っています。
上記で、DAWをCubase Proを勧めた理由が、ここにあります。ピッチ修正ソフトは、決して安いプラグインではありません。また、安価なバージョンを購入しておこなえる事が少なく、結果バ-ジョンアップしなければなら、最初からしっかりとしたプラグインとして、入っているDAWを選択した方が良いからです。フルバ-ジョンでタイミングを合わせれば、割引で購入できるのはWaves-Tuneぐらいです。
ピッチ修正ソフトには、音質変化が付いてまわります。この音質変化が、自分の許容範囲を超えていたなら、潔く録り直してください。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
3.そしてMixへ
歌の録音のエディットが此処まで出来れば、ボーカルはミックスの準備は整いました。歌ってみたの場合、カラオケとのミックスが多いと思いますので、カラオケにリバ-ブ等が掛って無いのを確認してから、カラオケのEQバランスを整えて、両ファイルの音量を調整し、コンプ・EQ等のプラグインを導入して、ミックスを仕上げていきます。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
4.まとめ
歌ってみたでも、オリジナルの歌でも、もちろん仮歌依頼でも、しっかりした録音物を作る事は、誰しもが願う事です。なぜなら録音の段階で良い物が録れれば、後はどうにかなるからです。もちろん歌唱力を上げるのは、ボーカリストしてはマストですけどね。今回は…
歌ってみた等で必要なボ-カル録音の方法、ノイズ除去等のエディットの仕方を紹介しました。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。