作曲とは? 作曲初心者に必要な知識・技術・道具は何かを解説!

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こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。

突然ですが…

作曲は誰にでもできます!

やる気があって、必要な知識や技術・道具を1つずつマスタ-していけば、誰にでもできる様になります。

確かに、センス等がいると思われがちなところもありますが、知識と技術的なところで、かなりカバ-でき、確実にものにできるようになります。

でも、

作曲初心者は、どこから手をつけていいのか分からない。

はじめの一歩が分からない。

そもそも、何をやればいいかわからない…

という方もおられるでしょう。

そこで本記事では、作曲に必要な「知識・技術・道具」を紹介して、あなたが最初に取り組ことを、提案したいと思います。

記事の内容を動画でも話しました。中央の再生ボタンを押してご覧下さい。

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もくじ

1.作曲とは…

では作曲とは何をすることなのか…

まずは、此処の説明をしていきたいと思います。

曲作りの工程

市販の曲は、下記のような工程で制作されています。

1.歌詞を書く
2.メロディーをつける
3・コード(和音)をつける
4・アレンジをする
5・レコーディングする
6・ミックスする
7・マスタリングする

ちなみに、1~4の順番は作り手により違ってきますね。

作曲は、どこからどこまでを指す?

この定義は難しいです。

捉え方によって、幅広くも狭くもなるからです。

広くとらえて考えると、作詞以外の全てが作曲と考えます。音を整えるミックス・マスタリングなども、表現活動・表現の一部だと考えるからです。

一番狭くとらえて考えると、作曲はメロディ-作りだ!という考えです。

「口笛やハミングでメロディーを作った。作曲完了だ!」

と、いう考え方です。

クラシックの作曲の場合、楽器の構成やフレーズを考え、楽譜を作ることを指すみたいです。

一般的な作曲の解釈

一昔前は、作曲=メロディー+コード作りととらえるのが一般的でした。

これは何故かと言うと、一般的にはメロディーとコードには、深い関係性があるためです。

ただ、現状の楽曲コンペ等やボカロPでは、簡易アレンジまでが作曲とみなされるようです。

さて、

コード(和音)とは何か?

3音以上の違う高さの音の重なりのことで、必要最小限の伴奏だとおもってください。

(よく聞くド・ミ・ソは、コ-ドで云うとCです)

同じメロディ-であっても、コ-ドが違うだけで曲の雰囲気が、ガラッと変わってしまう事は良くあることです。

「どうしても、このメロディーには、このコードで聞かせたいんだ!」

という場合、コードとメロディ-の関係にしっかりとした意味がるので、

作曲=メロディー+コード作りという解釈になります。

編曲とは?

編曲はさらに、色々な解釈ができます。

編曲の範囲とは、

1・楽器編成を考える
2・ドラム・ベースなど、各楽器のフレーズを考える。
3・楽器のフレーズや歌、コーラスなどを録音する。
4・コードを変更・付け直し。
5・エフェクトをかけて聴き映えを良くする。

一般的には、

1・2の解釈が多いと思います。楽器構成とフレーズの決定を、編曲と自分も考えてます。

3は自宅のDTM(PCを使う音楽制作)か、または、レコ-ディングスタジオなどで、レコーディングをしながら各楽器のフレーズを考える場合です。その様に見てみると、レコーディングも編曲の一部だと考えられます。

4は楽器ごとのフレーズを考えているうちに、コードを変更したほうが良いなと思うことがあるので、コードを付け直しも、編曲と言えると思います。(これをリハーモナイズと言います。)

5はヤマビコのように音が繰り返すエフェクト(ディレイ)を、「サビの歌の部分だけに強調してかけたい!」とか、空間の響きを強調したいなど(リバ-ブ)の操作するなども、楽曲の変化となるので、編曲の一部と考えることができます。

作曲・編曲の関係

音楽制作では、それぞれの作業で重なる部分が多いのは事実です。そのため、作曲と編曲を明確に分けること難しいかもしれません。

そして、

それよりも大事なのは、あなたは曲をどこまで制作したいかです。

なぜなら、やりたい事・目標とすることによって、学ぶ内容が大きく変わってしまうからです。

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2.あなたが目指すタイプは?

さて、

一口に作曲といっても、色々なタイプがあります。

生演奏重視タイプ

例えば、ピアノやギターの伴奏のみで聞かせる、弾き語りの曲を作りたいのであれば、当然、他の楽器の編曲の知識は必要ないですし、DTMを学ぶ必要性はありません。

では、何を始めるか、

・楽器の練習・コード(和声法)の基礎学習

・作詞法を本やネットで調べて学習する

から、始めていくのが良いでしょう。音を録音するだけなら、スマホやタブレットに取り付けれるマイクを付けて録音すれば、手軽に音源を残せます。

もちろん、しっかりした音源を制作したいのであれば、DTMの知識と技術は必要です。詳しく書いた記事のリンクを下記に貼っておきますので、ご精読下さい。

アコギを録音する時のマイク位置・音質について解説します

プロの歌手のレコ-ディングとそれに迫る自分での録音・宅録の方法

生楽器を使わない音楽ジャンルを作りたいタイプ

生楽器を使わないEDMやHIP HOPのトラックを作りたい。という方は、楽器の練習は必要ないか、必要最低限でいいでしょう。

では、何を始めるか、

・DAW(パソコン上で音楽を作るCubase・studio one等のソフトウェア)の導入・操作の学習

・ドラム・シンセなどの基礎知識の習得

・コード(和声法)の基礎学習

から、始めていくのが良いでしょう。

そこまで本格的でなくても構わないというのなら、スマホやタブレットの音楽制作アプリ(iphonならGarageBand)や無料のDAWで作曲を試してみるのも良いでしょう。

全てできるようになりたいタイプ

もし、歌詞・作曲・編曲からマスタリングまで、なんでもやってリ曲を発表したい方は、一通りの知識・技術・道具が必要になります。

その中で、スキルUPの一番の近道は、DTMにおいて役立つ鍵盤楽器を始めることです。

何故なら、概ねの入力は鍵盤によっておこなわれますし、メロディ-・コ-ドを作成・確認するのも便利だからです。

では、何を始めるか、

・DAW(パソコン上で音楽を作るソフトウェア)の導入・操作の学習

・ドラム・シンセなどの基礎知識の習得

・鍵盤楽器(ピアノ)の練習

・コード(和声法)の基礎学習

・レコ-ディング・ミックス・マスタ-リングの基礎知識の習得

・編曲の為の基礎知識の習得

鍵盤楽器は弾ける事にこした事はないです。ただ、クラッシックの曲が弾ける様にする等の腕はいりません。だいたい左手でコ-ド・右手でメロディ-を弾けて確認できる位の技術を、最初は目指してください。

もちろん、

ほかの楽器が弾けるにこしたことが無いのは言うまでもないです。

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3.作曲に必要な知識・技術・道具

「作曲をする!」という目標を達成するために、

必要な知識・技術・道具は何かと、考えるとおのずと答えが出てきます。

作曲・編曲

この二つに共通して必要な知識は、コ-ド進行理論・和声学と対位法です。そして、技術はメロディ-・コ-ドを分析し、楽曲に落とし込む能力です。

道具としては、録音できるものとコ-ドが弾ける楽器です。コ-ド進行理論・和声学と対位法とても難しく感じるかもしれませんが、最初は、ざっくりとした感じで覚えてください。

理論は絶対必要です。

ただそれを、学ぶのに振り回されては為らない。と、云うことです。

レコ-ディングとミックス・マスタリング

これらは、本来専門のエンジニアがいるものなので、学ぼうとしても、とても学びきれるものではないです。

でも最小限必要な学ぶことは、ぜひ行いましょう。

では何から…

DAWソフトの上位機種を使いこなす事です。これが出来れば、必要最小限の事は学んでいるはずです。

まずは、DAWを扱えるようになり、必要な技術・知識・道具を、焦らず一つずつ確実にものしていきましょう。

全てに影響する能力も優先的に鍛える。

さて、作曲にはもちろん、日常生活でも役に立つスキルもたくさんあります。

・集中力

・習慣力

・思考力

・目的達成能力

・潜在意識の活用

ゲームの主人公が様々なスキルを習得して強くなるように、あなたも日々の生活の中で様々な能力・技術を習得していき、作曲に活かすことが出来ます。

音楽だけを学ぶのではなく、全てを向上させる能力も並行して鍛えていくのが上達への鍵です。

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4. 作曲初心者への道しるべ

学びたいことはたくさんあると思いますが、まずは最初の一歩を踏み出してみることです。

踏み出さないと何も始まりません。

1・和音楽器(ピアノ・ギター)を始める。
2・コード(和声法)の基礎を学ぶ。
3・実際に曲を何曲も作ってみる。
4・PCやDAWを導入し、アレンジ(編曲)に挑戦する。
5・ドラムやベース、シンセなど、各楽器を勉強する。
6・ミックスを勉強する。
7・マスタリングを勉強する。

まずは、浅く広く勉強して、一通り曲を作れるようになったら、今度は一つ一つの精度を高めてクオリティを高くしていく作業をしていきます。そして、納得のいく作曲をめざして学んでいくのです。

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5.まとめ

作曲は限られた人しかできないものではありません。やる気さえあれば、必ず誰にでも出来ます。

そして、どんな人でも最初から、名曲を生み出すことはできません。

一曲で完璧な曲を目指すのではなく、

色々な曲を製作しながら自分の成長を楽しんでいきましょう。

そうすれば、

いつかきっと、当時の自分では考えられないような、

クオリティの高い曲を作れるようになるはずです。

今回はこんなところで終わりにします。

以上紹介したことが、

あなたの参考になりましたら幸いです。

ありがとうがざいました。

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