こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
洋楽の主軸の一つの、テクノ。ほかにも、ハウスやトランス。横のノリの、音楽に溶け込む感じの音楽に変わりわないのですが、一体どれがどれだか、わかりずらいですね。自分も、良く分かっていませんでした。そこで、今回は…
テクノ・ハウス・トランスの違いと、テクノ風曲の作曲方法を紹介します。
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もくじ
1.テクノ・ハウス・トランスの違い
「気持ちよく踊ってるから、良いじゃないか…。」「細かいこと言わなくても良いじゃないか…。」その通りです。作る方はこの限りではないですが、聞いてる方はそんな細かいこと言わなくても…その感じよくわかります。ただ、それでは済まない人がいるのも事実で…では、その違いを紹介しましょう。
テクノは、一番広範囲を持つカテゴリ―です。
一般的に言うと、ハウス・トランスを含めた電子機器を使った音楽の総称がテクノだからです。その中でも、ハウスが一番古くダンスミュージックだけで言うなら大元になるジャンルです。発生的にはハウスからテクノが生まれ、ハウスから分離するようにトランスが生まれた。または、テクノの人がハウスを作ろうとしたらトランスが生まれた。まあ、大雑把に言うとこんな感じです。また、テクノが影響を受けたのは、ハウスとエレクトロ。ハウスが影響を受けたのがディスコとエレクトロ。どちらにも、エレクトロが入っているのが面白いですね。
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2.テクノ・ハウス・トランスの見分け方
明快に「こう!」と分ける事ができないのが、正直なところです。これは聞く側ののセンス、とらえ方のジャンル分けが正解とい言った処でしょうか。とわ云え、ジャンル分けの目安として、3種類の違いを見ていきましょう。
各特徴
*テクノ
・電子音楽の総称。ハウス・トランスも広義ではテクノ分類。狭義では、躍らせる音楽。ただ拘りはなくPOPなモノからマニアックなモノ、色々な音楽が実験的。革新的に生まれてくるジャンル。
・BPM120~150で短い小節で繰り返す。
・サンプラ-/シーケンサ-/シンセサイザ-/ドラムマシン/キ-ボ―ドなど使用
*ハウス
・ダンスミュージックジャンルの大元。ソウルフルでハッピ-な感じで、ダンス(パーティー)ミュージックとして誕生し、誰にでも楽しめる音楽。
・BPM120~130でダンサ―心拍の様なテンポ感、メロディアスなスイング感。
・サンプラ-/シーケンサ-/シンセサイザ-/ターンテーブル/キ-ボ―ドなど使用
*トランス
・恍惚感・非日常感を感じさせる。流派が二つある。1つは言葉どおりトランスに近いゴア/サイデリック。宗教音楽に密接な関係にあり聴覚・視覚の刺激でトランス状態に非日常へ誘います。もう1つは、現在のトランスを指すものエピック・ユーロ系と呼ばれるもの、恍惚感を音程の高低差のうねりの旋律で、リズムを単調に刻むシンセサウンドでトランスに誘います。
・BPM130~150で疾走感あるメロディ―で、音楽に酔わせる。
・サンプラ-/シーケンサ-/シンセサイザ-/ドラムマシン/キ-ボ―ドなど使用
発祥地・古いのは…
もっとも、古いのはハウスです。順に書き出すなら…
ハウス⊳テクノ⊳トランス
ハウスからテクノが生まれ。テクノからハウスを考え、トランスが生まれたので、このような感じです。発祥地としては…
ハウス=シカゴのゲイクラブ。性差別をテ―マにした音楽が始まり。
テクノ=ミシガン・デトロイド。
トランス=一般的トランスはドイツ【ジャ-マントランス】が元。宗教と密接な関係があるトランスは、ピッピ-やインド・ゴア地方に由来あり。
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3.基本的な作曲の仕方
テクノ的な曲を作るには、3つの要素が必要です。ドラム・べ-ス・シンセサイザーこの要素をアレンジすれば、それらしい曲にはなります。では作り方を紹介していきましょう。
ドラム
ドラムパタ―ンと音選びが、テクノらしくする肝となります。
ドラムパタ―ン=基本4つ打ちになります。パタ―ンを1小節で考えると、キックを4分音符で4つ、そしてこの裏(8分音符の位置)にハイハットかスネアドラムのどちらかを、打ち込みます。これがリズムの基礎パタ―ンで、ここに、曲の展開によって音をいろいろ足していきます。
音色=ドラムの音色はリズムマシン系の音を選びます。もちろん、シンセ等でそれらしい音を作ることも良いでしょう。
べ-ス
べ-スは、いかにリズムマシン系の音に埋もれずに、溶け込ませるかが肝です。
べ-スライン=基本は、8分音符のオクタ-ブです。これは、ル-ト音とル-トのオクタ-ブの音を8分音符で交互に鳴らすパタ―ンです。
音色=シンセべ-スを選びます。もちろん、自分が作る曲調に会うのであれば、それ以外でも構いません。音色の変化はDAW上でもできます。
シンセサイザ-
シンセサイザ-は、3種類に役目をわけます。1つ目は、コード感を出すパッド。2つ目は、リズム感を出すバッキング。3つ目は、ポップ感を出すシーケンスフレ―ズにわけます。
パッド
ふわっと、包み込むような雰囲気で曲の隙間を埋めれればよいので、コ-ド弾きで全音符か2分音符で打ち込みます。あまり目立たず、そっと鳴っている感じにするのが肝です。
バッキング
曲に埋もれず、リズム隊との協調が取れる音色を選び、コ-ドかルート・5度または、3度7度などの2音弾きでリズム感を崩さないように弾いてください。
シーケンス
明るめで発音時間が短く余韻が残る音を選び、ディレイ等を掛けて音を作っていくと良いでしょう。この音を高域で鳴らします。後は、主旋律のがあるなら邪魔にならない様に音を重ねます。無いなら、コ-ドの範囲で自由に考えてください。繰り返しは基本です。
以上のモノを、まとめた音源がこちらです。
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4.まとめ
洋楽の主軸の一つの、テクノ。ほかにも、ハウスやトランス。横のノリの、音楽に溶け込む感じの音楽に変わりわないのですが、一体どれがどれだか、わかりずらいですね。自分も、良く分かっていませんでした。それ風の曲の作り方はわかっていても、実際どれがどれと、分類するのは難しいです。まあ、厳密に分かっていなくても、横乗りの気持ちの良い音楽が作れれば良いですし、リスナ-としても聞ければよいです。それでも分類は必要なので…
テクノ・ハウス・トランスの違いと、テクノ風の曲の作曲方法を紹介しました。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。