コード進行から作曲する方法【既存のコ-ド進行にメロディ-を付けよう】

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こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。

「曲を作りたくても、コ-ド進行が組めない」…これはよくある。作曲の最初の壁です。定番のコード進行をル-プさせて、メロディ-を作り上げるR&B的手法もありますが、これもこれでなかなかの難易度です。そこでこの記事では、お手軽に作曲をする方法…

既存のコ-ド進行にメロディ-を付けよう!コード進行から作曲する方法を紹介します。

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もくじ

1.既存のコ-ド進行

すでにあるコ-ド進行を使い、曲を作る。譜面があれば、Keyも分かりますしA/B/Sメロの区別もつく。

コード進行を使った曲作りでは、定番のコード進行をつなぎ合わせて、1曲分のコード進行を考えだす方法もあります。ただこれだと、コード進行同士をどの様につなげるか、ある程度のコ-ド進行理論を理解していないと厳しい所があります。では、コード進行理論を知らなくては、曲が作れないのか?

半分は当たってますが、半分は間違ってます。

既存の一曲分のコ-ド進行を使い、メロディ-を考え構成させれば、曲は作ることが出来ます。理論等は、知らないより知っていた方が当然良いので、制作を繰り返しながら覚えていけばよいです。

コ-ド進行には著作権が無い

メロディ-には、当然ですが著作権がります。コード進行には著作権はありません。つまり、使いたい放題。これは良い事です。そう使わなくては、どの様な雰囲気の進行なのか分からない。ついでに言うと、「コード進行だけで聞いたことあります?」概ねの人は、たぶん無いと思います。ただ、どの様なメロディ-ラインを描くかは、自分次第です。

定番に間違いなし

定番・スタンダ-ドに間違いは無いと思います。Jazzでいうなら、そのコ-ド進行を使ってテーマと呼ばれる、元のメロディ-を超えるメロディアスなアドリブソロを組み上げるプレ-ヤ-もいます。

よく聞く話で、1曲そのままのコード進行つかったらセンスが無いと言われますが、Jazzのスタンダ-ド曲だけで考えても、すごいメロディ-を即興で組み上げるのですから、メロディ-制作は本人の技量でしょう。

実際使ってみて、修正が必要ならテンションコ-ドを足すのもアリですし、転回させてコードを変更するのもアリです。ただこれをやるには、それ相応の音楽理論か経験が必要です。

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2.作曲方法

このやり方に適した本。Jazzプレイヤ—定番の「黒本」。海外の曲しかないですが、この本にはJazzの世界で長年スタンダ-ドとして、愛されてきた曲がぎっしり入ってます。それにJazzはアドリブの芸術。これに使われているコード進行に間違いはありません。どうしても邦楽という方は、80~90年代の楽曲のコード進行を持ってくるのもアリです。

コ-ド進行を打ち込もう

1.

自分で、コードを弾きながらメロディ-を考えるのもアリですが、ここはDAWに画像1の様に、全音符もしくは2分音符使い、MIDIで使用するコード進行を打ち込むのを推奨します。この方が、考えたメロディ-もDAWでMIDI録音で記録しやすく、変更もMIDIで容易に行う事が出来る様になります。この際、メロディ-を考える時に使う音源とは別の音色にしましょう。

フックとなるフレ―ズを1~3考えよう

2.

曲のメロディ-の顔となるメロディ-・フレ-ズを、コード進行をMIDIで打ち込んだ音源を、ル-プさせて考えていきます。この際、使用するコード進行のA/B/Sとコード進行の節目が分かるなら、まずは、サビのコード進行をル-プさせて、フックになるメロディ-・フレ-ズを考え、次にAメロをル-プさせ同じ様にメロディ-・フレ-ズを考えていきます。

この際のメロディ-を作るコツは、ループさせているコード進行の、最初から最後まで思いついたまま弾く事です。画像2様にメロディ-を考えこの中から、フレ-ズを探し出します。なお良いのが無かったら、何回でも繰り返します。

この様にして、フックとなるメロディ-・フレ-ズを考えだしていきます。この考えだされたフレ-ズを、コードに合わせてメロディ-ラインとして展開していきますが、必要と為らば、コードも変更・修正します。メロディ-ラインの製作ついては、やり方を書いた記事がありますので、リンクを貼っておきますので御精読下さい。

簡単♪メロディ-ライン作り方、6つの方法と考え方を紹介します!

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key・テンポを考えよう

メロディ-ラインが完成したら、次にテンポを決めます。DAWで制作したメロディ-ラインとコード進行を、最初から最後までをループさせ、これを聞きながらテンポを上下させ、気持ちの良い感じを探し出します。ただし歌モノの場合は、歌える範囲のテンポでなければ為らない事は、云うまでもありません。

次にテンポが決定したら、Keyを考えます。歌モノの場合、歌い易い歌いづらいで、Key後からドンドン変えてしまう事もあるので、自分は男性の場合KeyGかCで、女性の場合KeyAかDで作ります。ただ、インストの場合はKeyをかなり重要視します。クラシックの概念で言うとKeyには1つ1つに意味があり、それに沿って曲も作られています。つまり、歌が無いインストはクラシックに近いので、この考え方をすることで、表現の幅が広げることが出来ます。

Keyについて詳しい事を書いた記事は、こちらです。

作曲のKey・調・スケ-ルの決め方【初心者必見】

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3.まとめ

「曲を作りたくても、コ-ド進行が組めない」…これはよくある。作曲の最初の壁です。定番のコード進行をル-プさせて、メロディ-を作り上げるR&B的手法もありますが、これもこれでなかなかの難易度です。それは何故か、同じコ-ド進行がル-プするという事は、メロディ-ラインの展開で全てを表現して、アレンジをリスナ-が飽きさせない様、考えると云う事だからです。

これは、今回紹介したことも同じで、既存のメロディ-ラインを超えるメロディ-を考え、そしてアレンジしていく…。一見簡単そうに見える事でも、じつは奥が深く、難易度も高い事です。

それでも作曲したい、しかし理論も何もわからない、でも曲が作りたい…なら、既存のコード進行を使えばいい。そして、徐々に理論を知って、自分でコ-ド進行を組める様になれば良いのです。作り始めなければ、何も始まらないです。

今回は、既存のコ-ド進行にメロディ-を付けよう!コード進行から作曲する方法を紹介しました。

以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

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