DTMに必要な機材とDAWの音楽制作・値段の比較を紹介・解説します。

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こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。

DTMを始めるにあったて、困るものとして音楽制作のDAWを選ぶか、機材は何をそろえればよいか、この二点だと思います。実際自分も随分、遠回りをして現行のシステムにいきついています。そこで、本記事では…

DTMに必要な機材とDAWの音楽制作・値段の比較を紹介・解説します。

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もくじ

1.DAWソフトを比較

DTMを始めようと思った時に始めに悩むのは、【音楽制作ソフト・DAW】を何を選ぶかです。世界的なナンバ―1シェアを持っているのはLiveで、日本でのナンバ―1シェアはCubeasです。基本的にどのDAWも、どの様な音楽でも作れますが、DAWも音楽のジャンルによって得手不得手はあります。ここでは、代表的な6種類のDAWを比較紹介します。

Pro tools

レコ-ディング・ミキシングスタジオの定番プロ用DAWです。特徴としては…

・業界標準のプロ用DAW・オーディオ編集機能に優れている

・WindowsやMacどちらでも使用できる

レコ-ディングエンジニアやミキシングエンジニアを目指すのであれば、業界標準のDAWですので使える事が必須のDAWです。ただ、打ち込み等の作曲となると、使えるプラグインが少なく、色々と不便を感じるでしょう。ですので、Pro toolsが向く人は…

・レコ-ディングエンジニアやミキシングエンジニアを目指す人

・打ち込みをでは無く、主に録音を主体でオ―ディオ処理をしたい人

・商用スタジオに、ファイルを持ち込むことが多い人

なお、Pro toolsは無料版のPro tools Firstと

有料版Pro tools(77,000円位)があります。

Cubaes

日本での使用率は、ナンバ―1のDAWです。色々なジャンルにもでき、エンジニアリングもできます。色々入っているモノを求めるなら、自分はこれを勧めます。特徴としては…

・国内シェアナンバ―1

・オールジャンルの作曲が可能

・ケロケロボイスを作る、ピッチ補正機能等も内蔵されている

・WindowsやMacどちらでも使用できる

・日本語サポ-トが充実

日本でのシェアナンバ―1だけあって、日本語のサポ-トがしっかりしています。日本語サポ-トもしっかりしているんで、初心者でもCubeasは覚えやすいです。

そして、Cubeasは、色々なジャンルの作曲家・トラックメ-カ-が使用している事から見ても、ジャンルを問わず使用できるDAWです。付属の音源エフェクト類も充実しており、すぐに音楽制作に入れるでしょう。

また、コード進行作成補助機能やピッチ補正機能など、便利な機能も満載です。色々死角がない様なCubaesですが、Macで使用すると動作が重く、Windowsユーザ-に使って欲しいです。Cubeasがおすすめの人は…

・Windowsを使っている方

・作曲初心者で作曲支援機能を使いたい方

・日本語のサポ-トを受けたい方

Cubaesには、色々なグレ-ドがあります。グレ-ドによっては使えない機能もあるので、使いたい機能がある場合、注意しましょう。参考までに、今まで紹介した機能をフルで使いたいなら、Proです。なお、お値段は…

・Pro=60,000円位

・Artist=35,000円位

・Elements=14,000円位

Studio one

元Cubaes開発エンジニア達が作ったDAWです。動作が軽く、音も良いとプロにも評価されています。元Cubaes開発エンジニアが作ったとあって、Cubaesを使っていて「ここが設定が簡単だったら良いな…」とか、「この機能もっと使い易ければな…」など、Cubaesユーザ-が思う様な事を、具現化してくれているDAWです。音楽制作としては、オールジャンルに対応しています。特徴として…

・動作が軽く、操作が分かり易く音が良い

・オールジャンルの作曲が可能

・WindowsやMacどちらでも使用できる

・シェア拡大中

DAWの動作が軽いというのは、かなりの利点です。制作現場において、DAWの動作不良によるタイムロスは、ストレスになります。

VOCALOID使う方は、VOCALOID動作が重いので、DAWの動作の軽さが強い力になるでしょう。あと操作が、簡略化さしてあるのもありがたいです。付属音源・エフェクト類もCubaesに負けず劣らずで、素晴らしい。

音楽制作ではオールジャンルに対応し、特に楽器録音を良くする打ち込み系の人には、オーディオ編集機能が優れているので、強い味方になるでしょう。あとマスタ-リング機能があり、CD制作に必要なDDP形式で書き出せ、他のDAWには無い機能があります。その他にも、音楽制作者にとって「あったらいいな」という機能が満載です。Studio one がオススメな人は…

・オールジャン・オーソドックDAWを使いたい方

・動作の軽いDAWを求める方

・低コストで、DAWを始めたい方

・CD用マスタリングをしたい方

Studio one には、無料版から有料版までのグレ-ドがあります。最上級のProfessional以外は、外部プラグインが使えないので、ご注意下さい。お値段としては…

・Professional=45,000円位

・Artist=15,000円位

・Prime=無料

Logic pro

Mac専用のDAWソフトです。オールジャンルに対応していて低価格ですし、Macの無料DAW・GarageBandを使ってたなら、Logic proにアップグレ-ドで使用しても良いとおもいます。Macユーザ-がDTMを始めやすい事もあって、日本でも海外でも使用され、情報も集めやすいと思います。特徴としては…

・Mac専用DAW

・低価格

・ピッチ補正ソフト内蔵

・日本でも海外でも安定したシェアがある

・音源・エフェクトが充実している

オ-ルジャンルに適してるDAWですが、EDM系にも強いのがLogic proです。エレクトロダンスミュ-ジック系を作る方にも、勧められるDAWです。音源・エフェクト類が充実しているので、Logic Proだけでもそれなりの曲が作れてしまうのも強みです。

難点としてはMacでしか使えない為、Windowsとのが互換性がありません。Logic Proがオススメな人は…

・Macユーザ-・DAWを安価で始めたい方

・オールジャンルを作曲したく、EDMに興味がある方

Logic Proの無料版は、GarageBandです。これ以外にグレ-ドが無いので、

Logic Proの値段は24,000円です。

Live

世界シェアNo.1のDAWです。概ねどんなジャンルでも制作できますが、エレクトロダンスミュ-ジックやライブでのパ即興的に曲を構成していくフォ-マンスができるDAWです。特徴としては…

・世界シェアNo.1

・ダンスミュ-ジックの製作・ライブに最適

・ループをリアルタイムで並べて再生できる

・専用のハードウェアの充実

・プラグインを自作できる

・WindowsやMacどちらでも使用できる

Liveは、DAWそのものが楽器の様なDAWです。ライブでのパフォーマンスとして、Liveで即興的に曲を構成するのに最適な、ループをリアルタイムで並べて再生できる「セッションビュー機能」。Liveでの音源・エフェクトやMIDI打ち込みを最適化した、ハ-ドウェア「Push」。もちろん、他社でも専用のハードウェアが販売されています。これらを使いこなせば、ライブでのパフォ-マンスも事欠かないでしょう。

また楽曲製作面では、思いついたフレ-ズをMIDIキーボ-ド等で弾いたフレ-ズを、自動的に録音・テンポ検出してくれる機能や、プラグインを自作できる「Max for Live」などLiveでしかない機能が、盛りだくさんにあります。

最上級グレ-ドなら、音源が豊富に入っておりこれだけで、音源を完結する事も可能で、エフェクト類もかなり個性的なエフェクトが数多く入ってます。Liveがオススメの人は…

・EDMや即興音楽パフォ-マンスをライブでやりたい方

・エレクトロダンスミュ-ジックを主体に、他のジャンルも作曲したい方

・HIP POP・EDMのループ主体の製作をする方

・プラグイン等を実験・自作したい方

Liveの値段は数あるDAWの中でも高いです。グレ-ドは、最上級のSuiteから4種類に分けられていますが、他DAWからの乗り換えでない限り、Liveを選ぶなら最上級グレ-ドを勧めます。

DAWでLiveを考えるならオ―ディオインタ-フェイス等のハードウェアに付随している無料版を試してからか、30日無料版を試してからで良いと思います。なお、お値段は…

・Lite=オ―ディオインタ-フェイス等のハードウェアに付随の無料版

・intro=10,000円

・Standard=48,800円

・Suite=80,800円

FL Studio

FL studioは、HIP POPやEDMに最適なDAWです。ほかのDAWでは出せない、これでしか出せない音があります。そして低価格。ダンスミュ-ジック系を主体の方は最適でしょう。特徴として

・リズムパタ-ンを簡単に打ち込める

・複雑なリズムを打ち込めるピアノロ-ル

・低価格・アップデート無料

・WindowsやMacどちらでも使用できる

・海外でのシェアは高い

複雑なリズムを使う、HIP POPのTrap等の製作に向くDAWで、Youtubeでもその手のトラックメ-カ-達が使うのも、FL studioです。ですので、その手の曲制作に対しての動画も多数あり、教材に事欠かないでしょう。

FL studioはCubaes・studio one等のDAWとは、操作性がかなり異なりEDM系の製作には威力を発揮しますが、POPs・Rocks等の楽曲制作には不向きです。DAWの操作系は、ポチポチとすだけでリズム製作が出来る「スッテプシンケ-サ-」多機能で効率的なピアノロ-ル等、打ち込みで楽曲制作する方には強い味方です。そして唯一無二の音源「Flex」があり、低価格なのもうれしいです。ですので、オススメの方は…

・HIP POP・Trap・R&Bビートメイキングする方

・EDM等のダンスミュ-ジック製作者

・外部録音をせず、打ち込み主体の方

・フルスペックのDAWを低価格で手に入れたい方

FL studioには、最上級のSignatureから3種類のグレ-ドがあります。

・Fruity=14,000円位

・Producer=22,000円位

・Signature=26,000円位

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2.DTMに必要なモノ

DTMを行うなら、PCは必須です。CPUがcorei5以上なら、OSはWindowsでもMacでも構いません。出来ればラップトップでなくデスクトップを勧めます。なぜなら同じCPUを使っていても、ラップトップですと一つ下のランクと同等の物になってしまうからです。メモリ-は16Gは積んどいてください。SSDは250G以上です。ただ個人的には、Macの方が良いかなと思います。なぜなら、Macなら上記に書いた事が関係なくなり、ラップトップでも大丈夫だからです。ただ、お値段は張ります。

オ―ディオインタ-フェイス

UNIVERSALAUDIO・FOCUSRITE・RME・MOTU・PRESONUS・TASCAM・STEINBERG・ROLANDなど、USB接続のオ―ディオインタ-フェイス・メ-カ-をざっと上げると、これだけありました。もちろんまだまだありますし、数がありすぎて、どれを選んだらよいのか分からなくなると思います。その気持ちは良く分かります自分もそうでしたから…。でも、心配無用です。上記のメーカなら十分な性能を発揮してくれるメーカ-です。DAWとの相性も確かにありますが、大体このメ-カ-なら大丈夫のはずです。

なお、安価に抑えるならFOCUSRITE・STEINBERG・ROLAND・PRESONUS。これぞと思うのは、UNIVERSALAUDIO。これは間違いないですが、自分のPCで動作できるか確認が必要です。

MIDIキーボ-ド(パッド)

MIDIキーボ-ド・パッドは必要に応じて、増やしていけばよいと思います。ただ、無しでDTMを行うと何かと不便ですので、パッドでは無く24鍵盤の簡単なキ―ボ-ドで良いので、購入しましょう。音の確認やコードの確認、簡単な打ち込みに使えます。

ヘッドホン

ヘッドホンは、モニタ-用のヘッドホンを購入しましょう。各メ-カ-の音の色付けがされていないモニタ-ヘッドホンで無いと、音楽制作には不利になります。巣のままの音が分かるモニタ-ヘッドホンを購入しましょう。

モニタ-スピ-カ-

ヘッドホンと同様に、モニタ-用の物を購入しましょう。ただ、始めはそこまで高いモノでなくて良いです。大体の日本の住宅環境ですと、スピ-カ-をそこそこの音で鳴らすのは難しでしょう。まずは、ここにお金をかけるならヘッドホンの方にお金を掛けましょう。

コンデンサ-マイク(以下は声やアコ-ステック楽器を録音する場合必要)

コンデンサ-マイクは、精密機械です。なので、始めは1~3万円位の物の購入を考えましょう。まずはこれを使い倒し、徐々にマイクの扱いや、マイキング等のエンジニアリングを学んでいきましょう。もしくは、オ―ディオインタ-フェイスにパッケージングされてる物を最初は使ても良いでしょう。

マイクプリアンプ

マイクで楽器録音や歌録を考えているなら、マイクプリアンプの購入を考えてください。ただ安いモノはダメです。ここを、お金を掛けれないならオ―ディオインタ-フェイスは「UNIVERSALAUDIO」一択になります。逆を言えば、ここが良ければ、それ相応の物なら大丈夫と云う事です。

マイクスタンド・マイクサスペンダ-その他

マイクを立てる為、マイクを支える為に必要です。あと、ポップアップガードがあれば良いでしょう。これだけあれば、マイクを支え最小限のノイズで録る準備は整うはずです。

なお、歌の録音や楽器の録音を紹介した記事はこちら

プロの歌手のレコ-ディングとそれに迫る自分での録音・宅録の方法

アコギを録音する時のマイク位置・音質について解説します

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3.始めるのに年齢は関係あるか?

楽器にしろ、楽曲制作にしろDTMであっても。始めるに早いも遅いもありません。必要なのは、続けていくと云う事です。続けていけば、少しづつでも進歩していきます。

決して忘れないでください、進歩には個人差はありますが、続けていれば少しづつでも、音楽は進歩は出来ます。ですので、始めるのに遅いは無いのです。

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4.まとめ

DTMを始めるにあったて、困るものとして音楽制作のDAWを選ぶこと、周辺機材は何をそろえればよいか、この二点だと思います。

ネットや書籍等で調べてみても、答えを見いだせないまま色々なモノを買っていき沼にはまるのは嫌ですね。実際自分も随分、遠回りをして現行のシステムにいきついています。そこで、本記事ではそのような悩みを解決する為に…

DTMに必要な機材とDAWの音楽制作・値段の比較を紹介・解説しました。

以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

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