こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
はじめての歌モノ作曲の、作曲方法・順番や種類を紹介します。
どの様な方法があるかと、紹介しますと…
2.曲先(メロディー先行型)
3.曲先(コード先行型)
4.曲先(アレンジ先行型)
以上の4種類です作られます。
この4種類を組み合わせた、複合型みたいなものもありますが、それは除外しておきます。
さて、どれがおすすめと言いますと、
作曲初心者におすすめなのは、3の曲先(コード先行型)です。
まあ、どれが絶対と云う訳で無いので、自分に合うもので制作するのが一番です。
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もくじ
1. 歌もの楽曲制作の仕方
まずは、楽曲制作には、どのような工程があるのか紹介しましょう。
下の枠内に紹介のとおり、楽曲作りは、7工程に分かれます。
(なお、インスト楽曲だと1は省略で6工程です)
2..メロディー制作
3.コ-ド進行作成・立案
4.アレンジ(編曲)制作及び作業
5.歌や楽器のレコ-ディング(インストの場合、楽器のみ)
6.各種音源(楽器・ヴォーカル等の音声)のバランスを整えるミックス作業
7.音源の最終的仕上げをするマスタ-リング作業
2. 4種類の作曲法
歌モノは、一番先に何を作るかで、作曲法の名前が変わります。
・詞先:歌詞を先に書く。
・曲先:歌詞以外のメロディー・コード・アレンジから先に作る。
曲先はメロディー・コード・アレンジの内、何から作るかによっても、分類できます。また、全てを同時並行に制作する事もあります。
図にすると…
曲先・—―メロディー先行
|― コード先行(初心者におすすめ)
|― アレンジ先行
歌詞・メロディー・コード・アレンジを同時進行で作る場合もある。
各種方法はありますが、メリット・デメリットがあります。また、人によって向き不向きもあります。
では、解説していきましょう。
歌詞先行型(詞先)
歌詞を書いてから曲を作っていく作曲法
詞先のメリット・デメリット
・メリット
テーマがはっきりとした、メッセージ性の高い楽曲を作れる。
歌詞の世界観を、後からメロディー・アレンジで表現しやすい。
・デメリット
字数を揃えずに書いてしまうと、曲がつけにくくなる。
付ける曲に応じて、後から歌詞を修正しなければ為らない場合がある。
難しい人にとっては、とことん難しい。
メロディー先行型
口笛・ハミング・楽器等でメロディ-から作っていく作曲法。
では、歌詞をどのタイミングで付けるか。
メロディー先行型は、メロディーを作った後に、どのタイミングで歌詞を書くかにより、3種類に分けることができます。
B. メロディー → コード → 歌詞 → アレンジ
C. メロディー → コード → アレンジ → 歌詞
順番によって、歌詞の書きやすさが若干変わります。
自分は、曲先行の場合Cの方法で歌モノの歌詞を作っていきます。
メロディー先行型のメリット・デメリット
・メリット
ポップでキャッチィ-な覚えやすいメロディーを作りやすい。
メロディーと一緒に、歌詞が思い浮かぶこともある。
・デメリット
メロディーが何かのパクリになっていないか注意が必要!
メロディーにコードを付けるのは、初心者には難しい。
歌詞の字数が制限され、作詞が難しいと感じることも。
【作曲初心者おすすめ!】コード先行型
コード→メロディー→歌詞orアレンジ
コード進行を先に作り、メロディーを浮かびやすくさせる作曲法です。
和音楽器(ギターやピアノ)が弾ける人は、この方法が一番なじみよく作曲できると思います。
コード先行型のメリット・デメリット
・メリットコ-ドの響きによって比較的楽にメロディーを生み出せる。
メロディーにコードをつけるより、コードにメロディーをつけるほうが圧倒的に簡単。
・デメリット
色々なコード進行を作れるようにならないと、同じ曲調ばかりに。
コ-ドから導かれるのが多いので、手癖の様な同じメロディ―になりがち。
自分も、歌モノはこの方法で始めはメロディ-を作ってました。今はインスト曲はこの方法を取る事が多いです。
アレンジ先行型
アレンジ→コードorメロディー→歌詞
ドラムトラックやシンセサイザーのシーケンスなどから、作り始める方法です。
アレンジ先行型のメリット・デメリット
・メリット
EDM・HIP HOPなどのジャンルが作りやすい。
リズム集やループ集などから、アイデアがもらえることもある。
MASCHINEなどトラックメイクの機器を使うことで、手早く作曲できる人もいる。
・デメリット
歌詞やメロディ-が、とってつけたテーマになることも多い
DTM関連の知識・設備が必要になる
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3.難易度から見たおすすめは…
十分な知識が身につくまでは、コード先行型の作曲法をおすすめします。
なぜなら、
メロディーに後からコードを付けるメロディー先行型は圧倒的に難しく、
必要な知識な量も多いからです!
コード進行先行型の作曲ができるようになるまで
2.既存の曲で、弾き語りできるようになる。
(頑張れば1~3ヶ月くらいで可能?)
3.既存の曲で使われているコード進行を真似して曲作りする
4.コード進行の理論を学び、自分で新しいコード進行を作って曲作りする
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4. アレンジはどうすればいい?
バンドであれば、メンバー全員でアレンジをすればいいですが、一人で編曲するには、DTM(デスクトップミュージック)の環境・知識が必要です。
世の中は便利になり、今ではスマホのアプリでもDTMアプリがあります。iPhoneでいうなら、Garage Bandです。
本格的にDTMを始めるなら、パソコンを使用することをオススメします。CubeasやStudio one等のプロの現場でも使われるDTM用DAWソフトをインソ-ルして使います。
DTMを始めるには、パソコンのほかDAWソフトやオーディオインターフェースやヘッドホンなどが別途必要になり、
それ相応の資金も掛かります。
でも、DTMで編曲(アレンジ)挑戦するという事は、
資金を貯めることも、編曲への第一歩だと、自分は思います。
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5. まとめ
今回は、4種類の作曲法をご紹介しました。
このほかに、コードではなくスケールを用いたモードという作曲法もあります。書き出していたらきりがない、まだまだ奥が深い作曲の世界ですが…
初心者の方はまず、
曲先(コード先行型)に挑戦してみましょう!
では、
今回はこんなところで終わりにします。
以上紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。