【作曲の上達に最適】楽曲のコードや構成を分析のススメ

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こんにちは、IxSA pjt代表・宅録音楽家の朝日勇結です。

作曲のため、

「ヒット曲や既存曲の耳コピや分析をした方がよい」

と、よく言われます。

「これは、真実です。」

何事も模倣から始まります。そして、その先にオリジナルティが出てきます。

この記事では、楽曲の分析・解析の仕方と分析を支援するソフト、なぜ楽曲分析が作曲に最適か紹介していきます。

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もくじ

1.楽曲の分析のやり方

一昔前なら、音源を何回も聞いてメロディーやコード進行を五線譜やピアノロ-ルに起こしたりしましたが、今はとても便利になりました。

DAWでコード進行を抽出できたり、コ-ド進行や特定のメロディーを抽出して譜面に起こしたりできるソフトがあります。

自分は、色々使い調べて使い勝手が良かったのは、Band Producer5です。

・mp3やwav等の音源ファイルを呼び込むことができる

・コード進行・テンポや拍子を自動検出できる

・単一楽器のコード・メロディー検出

・譜面作成ができる

これは、手持ちのDAWでは出来なかった事であり、かなり重宝します。

曲の解析する

 

曲の解析は、自分の耳で行う場合はメロディーの採譜から始まります。順番としては

1.テンポ抽出(DAWを使用の場合)

2.メロディーの採譜

3.ベースラインの採譜

4.コード進行を採譜

5.ビートを採譜

6.各音源の予想

と、このような感じで一つ一つ行っていきますが、この作業は慣れていたとしても、時間も掛かりますし何かと大変です。

ですが、一度は「自分の力で耳コピ」をやっておいたほうが良いと思います。この作業をやっておけば、Band Producr等の耳コピ支援ソフトを使っての曲の解析が、よりよく理解することができるからです。

メロディ-の展開を分析

歌モノでもBGMでも、良い曲のメロディ-の展開は分析すべきものです。

例えば歌モノなら…

・A-B-Sメロへの流れの音域の使い方

・どの位の音域で作られているか

・最高音はどこで使われているか

・印象的なメロディーはどのような譜割か

・どの位メロがリフレインされ変化させているか est…

まだまだあるような気がしますが、ざっと書き出すとこんな感じです。しっかり分析して

「リスナ-に受け入れられ良いと思われるメロディ-は何か?」

学ばさせていただき、自分の楽曲に生かしましょう。

コ-ド進行の分析

コ-ド進行は何かしらに、聞いたことがある進行が使われることが多いです。ただ、曲の雰囲気によって手が加えらえれいる事があります。これを、学んでいきましょう。

「コ-ド進行の分析に必要なものは、ベースライン!」

べ-スラインとメロディーを考えながら、コード進行を分析していきましょう。これによって、コードとメロディー・ベースラインのつながりを知ることができ、自身のレベルアップにつながります。

そもそも、「コ-ド進行て何?」「コ-ド進行て難しいからな…」と思いましたら、コ-ド進行について書いた記事のリンクを張っておきます。コ-ド進行分析にも役に立つと思います。

【初心者必見】作曲とは、メロディ-コード進行の作り方と考え方とコツを紹介!

作曲のやり方・作曲初心者の役に立つ定番コード進行11パターンを紹介!

テンポ・Key・リズムを分析

テンポ・リズムそしてKeyこれらは、かなり重要です。

コード進行でも曲の雰囲気は変わりますが、テンポ感やビートそしてKeyは、楽曲を雰囲気を変えます。

それはなぜか?

想像してみてください、8ビ-トの王道Rockをラテンビ-トに変更したら…

「ラテンRock」に早変わりです。

これは、極端な例ですがテンポ・ビートが変われば、曲の雰囲気も変わりますし影響力が大きいので、曲に対してなぜこのテンポ・ビ-トなのか分析しましょう。

あと、重要なのはKeyです。歌モノの場合、歌いやすくするためにKeyをどんどん変更してしまいがちですが、Keyには一つ一つにシッカリとした意味があります。特にBGMなどの楽曲を作るなら、この点をよりよく分析した方がよいでしょう。参考までに、Keyについて詳しく書いた記事の張っておきます。

作曲のKey・調・スケ-ルの決め方【初心者必見】

曲の構成を分析

曲の構成もしっかり分析するポイントです。

A-B-Sの音色の使い方、楽器構成どのような場所で、どの楽器が使われどのような効果が生まれているか。

この事を、曲の全体像として分析していきます。

「楽器の数というのは必ずしも多ければ良いというものではありません。」

ヒットソングや昔からある楽曲、それらの曲に使われている楽器とその使い方を、しっかり分析すればより良いアレンジをする事が出来るようになります。

しっかり聞きこんで、なぜその楽器の音なのか分析しましょう。

新旧ヒット曲との類似性を分析

新旧ジャンル問わず曲を聴くということが必要となりますが、良い曲というのは類似性が良くあります。これは歌モノ曲でも、インスト曲でも関係ありません。もちろん、

「新しい音というものは存在します。」

ですが、ファッションと同じく音楽も流行は回ります。ただ、ファッションと違うところは、

「その時代の音が強く反映されている」ところです。

その時代の音を使って、昔の曲の様な表現をするので、

「もとになった音楽を知らなければ、一聴したくらいでは違いが判りません。」

この様な分析ができるようになると、音楽自体を聴くことがとても楽しくなり、聞くだけで様々なことを学ぶことができるようになりでしょう。


このような分析ができる様になるには、とにかく新旧問わず数を聞きこなすしかない。何が今自分に必要か、自己分析も必要だ!

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2.なぜ、楽曲分析が作曲に最適か?

新旧問わず、ヒットした曲には何かしらの魅力があったはずです。

この「何かしらの魅力」を探るために分析・解析が必要となります。

では、ただ聞くだけでは何故だめなのか?

熟練された作曲者や音楽家なら、聞くだけで耳コピをする様に曲をリアルタイムで分析・解析していくでしょう。そして分析・解析した事を、己の糧に変えていくことが可能だと思います。

しかし、初心者や耳コピに慣れていない中級者は、分析・解析は一つの作業として取り組んだ方が、しっかり曲の構成を理解することができます。そして、理解すれば分析・解析したものを自分の糧として使う方法を手に入れることができます。どんなものであれ、構成がわからなくては作り上げることができません。

「なぜ、楽曲分析が作曲に最適か?」の答えは、

曲の構成を分析・解析することによって、ヒット曲をよりよく理解し使える技術や手法を手に入れ、これら手に入れたものを、自分の楽曲に使用してより良い楽曲にする、学びを行うことができるからです。


モノマネになるのではないかと心配する人もいるだろう。しかし、心配は無用!学んだことを利用してオリジナル曲を作るなら、きみのエッセンスが入り完全なコピ-にはならない。

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3.まとめ

作曲のため、

「ヒット曲や既存曲の耳コピや分析をした方がよい」

と、よく言われることです。

「これは、真実です。」

何事も模倣から始まります。そして、その先にオリジナルティが出てきます。この事は、すべての事に言えることです。楽器練習だって、習字の練習だって、料理だって数えていったらきりがありません。

まずは、ヒット曲や有名曲がどの様にな構成でできているか知ること、この事が音楽しいては作曲に重要になってきます。

昔にくらべ、いまは楽曲分析を支援してくれるソフトもあります。このソフトを使えば、今までの3~5倍の分析が可能になります。これを作曲をするなら、学びに使わない手はないと思います。

楽曲分析ソフトは、バンドマンたちにも力強い味方になるでしょう。このソフトがあれば、面倒な耳コピが大幅に時間短縮できます。

さて記事では、楽曲の分析・解析の仕方と分析を支援するソフト、なぜ楽曲分析が作曲に最適か紹介していきました。

以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

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