こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
DTMでの作曲・アレンジをおこなう為に、必要な機材と打ち込みと手順について紹介します。
人によっては、DTMを試しにやってみたいではなく。
やるからには、しっかり取り組んでいきたいと、考えている方もいらっしゃると思います。
そんな、人の為にあらかじめどの様な機材がいるか。
DAW(音楽制作ソフト)に、どの様に音が出るよう打ち込んでいけば良いのか。
DAW上での作曲はどの様にすればよいのか、アレンジ(編曲)に役に立つソフトは何か。
1曲の作品完成に、必要なミックス・マスタリングを支援してくれるソフトは何か。
自分が、DTMを始めたばかりの時に知りたかった情報を、紹介したいと思います。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
もくじ
1.DTMに必要な機材
まずは、DAWソフトとMIDIキ―ボ-ド、そしてオーディオインタ-フェイス・ヘッドホン。
歌ってみたや仮歌・作曲で、歌やハミングなどを録るならマイクも必要。
オーディオインタ-フェイス・マイク・ヘッドホンは上の画像の様な、セットで購入するのがお得だと思います。
DAWは、セットについてくるものでも良いですが、注意が必要です。
必ずVst等のプラグインを使える事を確認ください。これはかなり重要事項なので必ず調べてください。
これが使えないと、この後に紹介するソフトが使用できなくなるので、
もし使えないなら、アップグレ-ドして使えるようにするか、他の使えるDAWを導入してください。
上の写真は、自分のDTMデスクの写真です。
自分は、そこまで鍵盤が弾けないので、メロディ-が作れコ-ド確認ができる程度の、短めのキ―ボ-ドを使っています。
マウスは、トラックボ-ルこれは絶対手放せません!作業スピ-ドが倍近く変わります。
PCのスペックは、WindowsデスクトップでCPU cori7 メモリ-32G SSD500G HDD2T です。
ここまでのスペックは必要ないですが、
それ相応にやるなら、Windows PCでCPU cori5 メモリ-16Gは欲しいです。
さて画像に、スピ-カ-が見えると思います。
音が出せる環境であるなら、スピ-か-はあった方が良いものです。
ヘッドホンは、音の細部を確認するのには、かなり適していますが、
長時間付けていると疲れますし、耳にもよくありません。
耳を疲労させ過ぎない為にも、制作作業時にヘッドホンを外せて音が聞ける方が良いと思います。
また、スピ-カ-で聞くとヘッドホンに比べて、音の奥行き音の位置が分かり把握しやすくなりますから、
ミックス作業がかなり楽になります。
後、必要なのは、各種ケ-ブルとマイクスタンドぐらいですね。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
2.DAWでの打ち込み手順
DAWでの打ち込みの手順を、紹介していきたいと思います
画像は、Studio oneでやってますが、おおむねのDAWは操作が似ているものなので、
これで説明していきます。
まずは音源ソフトをインサ-トする為に、黄枠で囲んである場所に、音源を呼び込んで下さい。
DAWによって、呼び込み方は色々ですが、だいたい今のモノは、音源をドロップ&ドラックすれば、
インサ-トできるはずです。
次に、オレンジ枠内を見てく下さい。
なにやら、幾何学な模様が入った、箱みたいなのが並んでいると思います。
これは、MIDIを打ち込む範囲(小節数)を表したものです。
マウスで、1つ1つMIDIをピアノロ-ル上に打ち込むなら、あらかじめ、範囲(小節数)を決定しなければなりません。
また、音源を指定して録音状態で、MIDIキ―ボ-ドを弾けば、この状態が勝手に作られていきます。
次に、上の画像でMIDI編集画面について、簡単に説明します。
赤枠の中は、見たままで鍵盤です。音階がある楽器なら、どの音が鳴るのかをしめしています。
ドラム等の打楽器系のもだと、音が出る対象をしめしてます。
黄枠の中を、ピアノロ-ルと言います。この画像では、ピアノロ-ル上にはMIDIが打ち込まれている状態です。
ピアノロ-ルは、左から右へ流れていき、
オルゴールの様に、MIDIが打ち込まれている所を鳴らしていきます。
つまり、ここに鳴らしたい音を、打ち込んでいけば、メロディ-・コ-ドそしてリズムを表現することができます。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
3.DAWでの作曲
作曲は、コ-ドから作曲するのと、メロディ-から作曲する方法と、他にも様々ありますが、
作曲の難易は別として、DAW上での作業はどちらもあまり変わらないので、
まずは作曲するにあって、コードから作るなら、まずはピアノロールにコ-ドを打ち込んでください。
メロディ-から作るなら、そのまま作業を続けてください。
まず作曲の為に、仮のメロディ-を作るのですが、DTM を使った作曲では、大きく分けて2種類あります。
1.キ―ボ-ド等で、MIDIをピアノロ-ルに打ち込む。
2.またはボイスレコ-ダ-等で録音したもの(オーディオファイル)を、DAW呼び込こみ、DAWで、楽器演奏及び声を、録音したオ―ディオファイルからMIDIを変換するか書き出す。
この2つの方法になります。
キ―ボ-ド等で、MIDIをピアノロ-ルに打ち込む。
この方法は、概ねのテンポを決めて、クリックを出しながら弾いて、良いメロディ-を探し出す方法。
メリット
DAW上で、思うがまま鍵盤等で、弾きながら作る事が可能なので、手間がかからない。
MIDIなので、ピアノロ-ル上ですぐに編集ができる。
デメリット
何となく同じような曲になりやすい。
歌モノの場合、歌いずらいメロディ-になる事があり、後で修正が必要な場合がある。
上の画像は、自分がこの手順で作った、ピアノロ-ル上のメロディ-です。
自分の経験則から言うと、ある程度メロディ-頭の中または、出来れば声に出して作っていくと、
仮のメロディ-として、うまくいく事が多いです。
オ―ディオファイルからMIDIを書き出し。
この方法は、ボイスレコ-ダ-等の録音、DAWでの録音のオ―ディオファイルから、MIDIを作成して作曲する方法です。
最終的に、先程のピアノロ-ルの画像を作るのは同じなのですが、それまでの工程が違います。
メリット
鼻歌やハミング、楽器等を弾いていて思いつくメロディ-、作ると構えなくてもできるスタイル。
歌モノの場合、歌って作るので歌えない様なメロディ-になりずらい。
デメリット
ボイスレコ-ダ-等の録音機が無いと、せっかく思い付いたメロディ-を忘れやすい。
DAWに、オ―ディオファイルをMIDI変換できる機能が無いと、自分でMIDI変換(耳コピ)しなければ為らない。
各メリット・デメリットを紹介しました。
さて、双方のメロディ-作りに言える事ですが、浮かんだはメロディ-を大事にしすぎないこと。
そして、できてきたメロディ-は、無理にすべて使わず必要なところだけを使うのが、メロディ-制作のコツです。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
4.アレンジを支援する音源ソフト
今から紹介する音源ソフトは、自分も使っている音源ソフトです。
プロの現場でも使われるモノなので、信頼がおける音源ともいえますが難点として、少し専門的な知識もいります。
ですが、使い込んでいくうちに、覚えられるものばかりと思いますので、
導入されるなら、とにかく使い込んで、いじくり倒しましょう。
それをするのに、似合うだけの価値があるソフトばかりです。
Native Instruments
ここの音源は、スゴイです。
最上級グレ-ドになると、無いモノが無い位、音源がそろってます。
また、結構な確率で、プロの作家さんが使っているソフトで、
プロが使用しても問題が無い位、音の種類や楽器の豊富さが売りのメ-カ-です。
また無料でも、ハイクオリティ-な音源を配布していますので、何かとありがたいメ-カ-です。
Ujam
ここの音源の存在は、自分はギタ-音源で知りました。
とにかく、今までのモノと比べると、段違いで使い易い。簡単にギタ-リフができてしまいます。
機能も多機能で、歌モノのコンペに出す音源のギタ-を、自分で弾かずにこれにしてしまった位です。
また、他の楽器も色々おもしろい機能があり、かなり使いかってが良いソフトです。
EZKYES
自分は、鍵盤楽器が弾けない為、フレ-ズを具現化するのに苦労していました。
そんな時に、音楽教室の先生に勧められたのが、このソフトです。
各種ジャンルのMIDIデ-タ-を、自分のしたいコード進行に変化させれる…最高です。
キ―ボ-ド・フレ-ズは楽曲に合ったものを見つけ出すのは、
根気とセンスががあれば、どうにかなるものです。
また、フレ-ズを弄りたい時は、ピアノロ-ル上にEZKEYのMIDIをドロップ&ドラックすれば、
ピアノロ-ル上で、変更する事も可能です。
EZDRUMMER2
ドラムフレ-ズも、ジャンルによっては、どう打ち込めばいいか分からないモノがあります。
これも音楽教室の先生に勧められ、一つのフレ-ズ勉強として、とても役に立ったソフトです。
また自分は、コンペ等にも参加していた為、時間的にやはり限界があると云う事で、
既存のMIDIデータ-の力を、借りるしかなかったわけです。
このソフトも、MIDIをドロップ&ドラックすることができるのでとても便利です。
他にも、様々なメーカ-から創作意欲を高ぶらせる、魅力的なソフトが出ています。
色々、探してみるのも楽しいかもしれませんね。
以上、アレンジ(編曲)を支援できるソフトを紹介しました。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
5.楽器を録音する
アレンジでは楽器を弾いて、DAWに録音して使うこともあります。
自分も、オリジナル曲・歌っていた等のカバ-曲は、ギタ-・べ-スやパ-カッション等の楽器を録音する事もあります。
録音する意味は、どんな良いソフト音源より、表現力とダイナミックさを得ることができます。
もっとも、ソフト音源でもおこなうことは出来ます。ただ、表現するのに手間と時間が、かかりすぎるのが難点です。
この労力を使うなら、弾ける人ならば、弾いた方が早いわけです。
良いこと尽くめの録音の様に聞こえますが、グル-ヴとタイミングを合わせれる技術がいるのは、言うまでもありません。
もちろんDAW上でも修正は可能ですが、あまりにも修正しなければならないのはNGです。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
6.ミックス・マスタ-リングをして曲を仕上げる。
DAW既存のソフトを使っても、仕上げていくことも可能ですが、
やはり、この手の作業を得意とするプラグインを使った方が、より良くなります。
Wavesやizotope等はプロの現場でも使われているモノであり、信頼して使うことができます。
特に、izotopeはAIが導入されており、グレ-ドにもよりますが、
ミックスなら80%仕上げてくれるソフトや、
適切なマスタ-リングを、提案してくれるソフトがあります。
初心者の方は、この様なソフトでAIの提案を見て勉強するのもアリだと思います。
ですが、最終的には自分で、簡単なミックス・マスタ-リングは出来る様になるのが理想です。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
7.まとめ
以上、DTMでの作曲・アレンジをおこなう為に、必要な機材と打ち込みと手順について紹介しました。
DTMを始めるにあたり、どの様な機材がいるか。
DAW(音楽制作ソフト)に、どの様に音が出るよう打ち込んでいけば良いのか。
DAW上での作曲はどの様にすればよいのか、アレンジ(編曲)に役に立つソフトは何か。
1曲の作品完成に、必要なミックス・マスタリングを支援してくれるソフトは何か。
とりあえず、必要な情報は紹介できたと思います。
作編曲をするにあたり、必要なテクニックや作業は膨大にあります。
それらは、クオリティ-の高いものを作りたければ、必要に応じて学んでいくしかないものです。
ミックス・マスタリング等のエンジニアリングも、学ぶ姿勢があれば、プロのエンジニアリングとはいかないですが、
1つの作品として位のミックス・マスタリングはできるようになります。
学び、精進していきましょう。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。