こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
宅録・DTMで、マイクでのボーカル・楽器レコ-ディングする時、周囲のノイズは気になる所です。普段は何気なしに聞いている音でも、レコ-ディングとなるとノイズとなり気になってしまいます。また、現代の住宅環境で考えると楽器や歌唱練習をする事も躊躇われます。
そこで本記事では…
宅録・DTMでのボーカル・楽器のマイク録音、レコ-ディングするのに防音室は必要か?また最低限の大きさを紹介します。
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もくじ
1.宅録とは
宅録とは…自宅録音の略称です。自宅でレコ-ディングは全般に使える言葉でしょう。
「DTMと何が違う?」
と言われると、線引き的にはPCを使うか使わないかでしょう。少し詳しく書くなら、マルチトラックレコ-ダ-(MTR )や、TASCAM/Mobelシリ-ズ・ZOOM/LiveTrakシリ-ズ等の、レコ-ディングに使え録音ができるミキサ-を使い、それでレコ-ディングが完結する事もするも含まれる。と、この様な感じです。DTMは、ディスク・トップ・ミュ-ジックの略称でPCを使い、曲を制作していく事を指します。
明快な線引きをすると、この様な感じですが、実際には宅録もDTMも、明快な線引きはありません。
自宅レコ-ディング
自宅で、レコ-ディング出来る利点は…
とにかく楽!
移動もなければ、機材持ち出しもない。出費・時間も節約できるest…。ただ、良い事ばかりではありません。
自宅の環境によっては楽器を鳴らすどころか、普通に歌うことすらできない環境である事もあるでしょう。日本の住宅環境を考えると仕方のない事です。
まずは、家族の理解と住宅環境が整っていて音を出せる状況の場合での、宅録の方法を紹介します。
ボ-カル
なるべく反響音を少なくする為、部屋の角に向かって歌うことを勧めます。もしくは、録音をおこなう部屋で反響が少ない場所で録音をして下さい。さらに、リフレクションフィルタ-を使えば、さらにノイズ等を軽減できるのでおススメです。
さて、録音する時は運任せです。なるべく環境音が入らない事、環境音を発する状況に為らない事を願って下さい。多少のノイズはiZotope RXで除去は可能です。
宅録での、ボーカル録音について、書いた記事のリンクを張っておきますので、御精読ください。
宅録でのマイク録音の基本、歌声を録音するコツと必要な機材を紹介
プロの歌手のレコ-ディングとそれに迫る自分での録音・宅録の方法
楽器
基本的には、ボーカルと同じですが、楽器特性と出音場所をしっかり把握して、マイキングして録音をしましょう。また、エレキギタ-・ベースやキーボ-ド等ラインで録音できるものは、ラインで録音してしまいましょう。
楽器録音のマイキングについて、参考になる記事のリンクを張っておきますので、御精読ください。
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2.やはり防音室は必要か?
宅録者・DTMerのあこがれ、防音室…。
宅録でもDTMでも、ボーカルや楽器のマイク録音を、より良い作品を作りたいなら、防音室は欲しい所です。しかし、色々な問題もあるのは確かです。
メリット
・安定した環境で、録音をする事が出来る。
・余分なノイズが乗りづらい。
・歌声や楽器の音で、周囲に迷惑を掛けない。
・演奏・歌唱や作業に集中できる。
・録音の為の、移動距離が少ない。
デメリット
・お値段が高い。(お手軽な物はあるにはあります)
・設置場所に困る。とにかく場所をとる。
・空調を入れれる大きさで無いと、冬でも熱い。
・場合によって、床の補強が必要。(物によりますが1畳サイズで200~300Kg)
必要な大きさ
できる限り、大きい空間が欲しいのは人の性と云うモノだと思います。
ですが、部屋を防音室化するのもなかなか大変です。自分の話で恐縮ですが、実は自分も計画した事があります。確かに、自分で作業をおこなえば、出費を抑える事が出来ますが、部屋の中から機材を持ち出し、工事するとなると…楽器等機材の置き場所に困るのもありますが、音楽関連作業が、その間全くできなくなるので、断念しました。そう考えると、
現実的なのはユニット型の防音室です。
ユニット型の防音室サイズもいろいろあり、0.8畳~4.3畳位まであります。何を、目的にするかによって大きさは変わってきますが、宅録・DTMでPCを中に入れて録音環境を整えるなら、最低1.5畳は欲しい所です。各サイズの、用途は以下のとおりです。
0.8畳=歌の録音や、管楽器等の演奏ができるサイズ
1.2~1.5畳=弓を使う楽器や少し大型の楽器でも演奏できるサイズ
2~2.5畳=アップライトピアノが入れれるサイズ。宅録・DTMに良い。
3~3.5畳=グランドピアノを入れれるサイズ。楽器レッスン等にも使える。
3.7畳以上=3.7畳なら、ドラムを入れてバンド練習ができるサイズ。
ユニット型は高価ではありますが、音楽を仕事にする人やしたい人、音楽に真摯に向き合っている人には、出費以上の、メリットを手に入れる事が出来るでしょう。
ユニット型の防音室を設置するのに、最大のネックは設置場所。
想像しているより場所を取ります。一部屋完全につぶれると思ってください。設置するには、それ相応の覚悟と家族の理解が必要です。
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3.まとめ
宅録・DTMで、マイクでのボーカル・楽器をレコ-ディングする時、周囲のノイズは気になる所です。普段は何気なしに聞いている音でも、レコ-ディングとなるとノイズとなり気になってしまいます。また、現代の住宅環境で考えると楽器練習や歌唱練習をする事すら躊躇われます。実際、自分も現状の環境が整うまで、曲を作っている時はヘッドホンを利用して、曲を制作し、ミックスマスタリングまでしていました。もしかすると大多数のDTMerは、似たような環境で楽曲制作しているかもしれません。
今回紹介した防音室は、確かに高価で、環境が揃っていないと設置も難しいです。ですが、それに対する、音楽的メリットはかなり大きいです。
そこで本記事では…
宅録・DTMでのボーカル・楽器のマイク録音、レコ-ディングするのに防音室は必要か?また最低限の大きさを紹介しました。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。
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