DTMミキシングiZotope tonal balance control

Pocket

こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。

もはや、作曲に携わる者はミキシングから背を向けることは出来ません。いまや、DTM/DAWで大手スタジオと変わらぬ環境をそろえるのも不可能では無く、この手のエンジニアリングもできる様になりました。

もともとはミキシングは、エンジニアリングの領分。さぞ専門的なモノだと感じるはずです。

そんな、作曲をしていてミキシングで悩む貴方に…

DTM/DAW基本ミキシング方法、iZotope tonal balance controlでAiミキシングソフトの使用法!

【無料レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン】これで、レコ-ディングやミックス・マスタリングの基礎と作曲のやり方がわかります!

もくじ

1.作業の進め方

ミキシングをやり始めた時のあるあるで、気付けば全てのフェイダ-が上がっているという現象。または、全ての音を聞きながら作業して、いつまでも適切なバランスが見付けられなく、いつまでも作業が終わらない…。

適切な手順で、ミキシングを行えば先に書いた様なことは起こりません。さて、Wavesなどを使ってミキシングにするコツは、各楽器の音をミキシングできる状態にする為、H-EQ・comp(CLA-3A・L3LL-maltimaximaizer)で調整しておくことです。この調整がシッカリなされているかが、ミキシング作業を楽にするか難しくするかが決まります。

この作業を、Aiほぼ自動化できるのがiZotope Tonal Balane Controlです。

iZotope Tonal Balane Controlの使用法

iZotope Tonal Balance Control(以下TBC)を、同製品が付随されているNuetron AdvancedのVisual Mixerを使い連携させると、自動的に理想の音量バランスに仕上げてくれます。後は、Visual Mixer内で自由に動かして自分好みにすれば、簡単にミキシングが終了します。

 

先ずは、この章の最初の写真にあるRelayを、ミキシングする各楽器にプラグインとして差し、マスタ-トラックにはVisual Mixerを指します。その後、Visual MixerのMix assistをクリックして、曲の最初から最後まで曲げせば分析が終わり、理想の音量ミックスにしてくれます。なお、左右パンは自分で動かして調整します。また、音の広がりも調整できるので非常に便利です。

分析終了後、TBCをマスタ-トラックにプラグインとして差し、自分の楽曲のおおむねのジャンルを選択すると、そのジャンルに適した枠が出てきます。この枠内で、自分好みのミキシングに再調整すれば、基本バランスは出来上がりです。

このTonal Balance Controlは、非常に使い勝手が良く。各楽曲の基本的なバランスを示してくれるので、この枠から大きくはみ出さなければ、おおむね良いバランスになっています。もちろん、これが正解という訳ではありませんが、視覚化されおおよのその、見当がつけられるのはありがたいことです。

また、iZotopeの製品ともリンクしており、ここから重複した周波数帯域を調整することも可能です。

自分が習った基本的ミキシングのやり方

自分が習ったやり方は、各楽器に差したEQとコンプ・リミッターで、音量・質感バランスをとると云う方法です。EQはDAW付属のものでもできますが、コンプ・リミッタ―は、こちら…

   

Waves CLA-3AとL3LL-maltimaximaizer(以下L3LL)のこの二つで基本調整していきます。このCLA-3AとL3LLを、各楽器の最終段に差して、ゲインやスレッショルドで音量調整。ピークリダクションとアウトで質感を調整します。順番は以下のとおり…

1.ドラムの音量を決める

2.ドラムを流しながらベースの音量を決める

3.ドラム・ベースを流しながら、ボーカルかメインの楽器の音量を調整

4.ドラム・ベースを流しながら、伴奏楽器を1つずつ音量・位置調整

5.全楽器を鳴らして、最終的なバランス感を調整する

6.もし、Main outが0㏈を超える様なら、EQ差しinput音量を下げる。

各楽器にどの様なコンプ・リミッタ-を差すかは、こちらの記事に書いてありますので、御精読下さい。

DTM/DAWに必要・重要なコンプレッサ-4種類と使い方♪

空間系プラグインの掛け方

  

空間系のプラグインは、何時かけるか。リバ-ブは、各楽器のミキシング前の調整後に、空間がうっすら見える具合でセンドでかけます。この時は、ディレイ・フレンジャー等は基本かけません。

その後、基本ミキシングが終了後に、ディレイ・フレンジャー等をかけて、一緒に楽曲の雰囲気を演出してする為に、調整していきます。

なお、ディレイ・フレンジャー等もセンドでかけます。

【無料レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン】これで、レコ-ディングやミックス・マスタリングの基礎と作曲のやり方がわかります!

2.ミキシングとは、

音楽におけるミキシングは、

「限られた環境で、自分が思い描く音楽空間を作る事」

つまり、リスナ-に向けて自分の作品を最適に聞かせる様にする作業です。どんな環境下でも、安定した音圧で聞ける様にするのは、マスタリングの領分です。

マスタリングについて書いた記事の、リンクを貼っておきますので、ぜひ御精読下さい。

《簡単》DAWマスタリング基本プラグインソフトと作業方法を紹介♪

DAWマスタリングソフトiZotope Ozoneの魅力と操作法を紹介!

ミキシングは、本来はミキシング・エンジニアの領分の作業です。今の音楽業界では、作曲家・ミュ-ジシャンまで、ミキシングをする様になってきました。実際、「ミキシングがダメで歌まで聞てもらえない」なんてこともあるみたいです。

この様な現状から考えると、楽曲作成する者なら、基本的なミキシング作業は覚えるべきでしょう。

【無料レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン】これで、レコ-ディングやミックス・マスタリングの基礎と作曲のやり方がわかります!

3.まとめ

もはや、作曲に携わる者はミキシングから背を向けることは出来ません。いまや、DTM/DAWで大手スタジオと変わらぬ環境をそろえるのも、不可能では無くなりました。

そのかわり、ミキシング・マスタリングをしてコンペ等に、DEMOを提出するのも当たり前となりました。つまり、ミュージシャン・作曲家がエンジニアリングをしなければ為らなくなりました。

さてミキシングは、もともとはエンジニアリングの領分。さぞ専門的なモノだと、感じられると思います。

本記事では、作曲をしていてミキシングで悩む貴方に…

DTM/DAW基本ミキシング方法、iZotope tonal balance controlでAiミキシングの使用法を紹介しました。

プラグインをWavesかiZotopeかで悩む方は、

こちらの記事【DAWプラグインエフェクト選び方、WavesかiZotopeどっち?】お読みください。

以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

【無料レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン】これで、レコ-ディングやミックス・マスタリングの基礎と作曲のやり方がわかります!

関連ページ