こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
今日は、作曲とは何か?メロディ-・コ-ドの作り方のコツや考え方を紹介したいと思います。
作曲をはじめた時、メロディ-作りやコ-ド進行で悩んだことはありませんか?自分は、コ-ド進行理論でシッカリつまづきました。
ネットや教則本等で、独学を試みましたが理解するにいたらず、音楽教室に通って、やっと教則本やネットでの、説明が理解できるようになりました。
ですので、今から学んでいこう、一度は挫折した人でも分かるように、基本的な所から、少しの応用的なところまで説明して、さらにメロディ-・コ-ド進行の作り方・考え方そして、コツを紹介したいと思います。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
もくじ
1.作曲とは
作曲とは何か、まずこの事が分かっていないと、やる事が分かりません。
口笛やハミングで口遊んだりしたモノも作曲ですし、クラシックの様に、きちんと五線譜にフルスコア-で、書き上げるのも作曲です。
究極的に言ってしますと、JazzやRock等でのサックス・ギタ-等の楽器のアドリブも作曲といえます。ただ、現状のPOPS等、歌モノのコンペでの定義は、DEMOとして聞けるところまで仕上げる事のようです。
この事から考えると、編曲(アレンジ)まで考えなくては、為らないのかと思ってしまいますが、クラシックやコンペ等に提出しない限り、メロディ-考えてコ-ドを付ければ、作曲とみなしても、差しさわりないと自分は思います。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
2.メロディ-とは
上の五線譜の画像を見てもらい、説明していきたいと思います。
まずは、音符が五線譜上にどこにあるかで、どの音を鳴らすかを示しています。そして、音符の形の違いは、音の長さをしめします。これは、休符でも同じです。
つまりメロディ-とは、音符の音階の上下と、音符・休符その長さの複合体、更にテンポまで加味した、音の流れという事です。これに人々は、色々な感情を思い描き、聞き惹かれているのです。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
3.コ-ド・コード進行とは
コ-ドとは和音、音の積み重なり方です。
上の画像では、この小節の各コードはC#m7-F#mとしめしてます。
つまり、この音の重なり(コード)と不協和音では無い音で、この小節はメロディ-が構成されていると云う事です。
そして、先に書いたようにコ-ドが進んでしていくことを、コ-ド進行といいます。
コード進行の基礎を知るには、ダイアトニックコ-ドとディグリ-ネ-ムを、知る必要があるので、まずはそこの処から、簡単にコード進行について解説しましょう。
コ―ド進行解説
ダイアトニックコ-ド表記・Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅵm-Ⅶm7♭5
ディグリ-ネ-ムはローマ数字の度数表記されているモノ。
さらに、この中から各数字に進んでいけるル-ルが存在します。まず、数字をT(トニック)SD(サブドミナント)D(ドミナント)という種類に分けます。
T=Ⅰ SD=Ⅳ D=Ⅴ7
この様に分けることができます。
さて、この様に書かれても何が何だか分からないと思います。これは、起立・礼・着席で示すことができます。
T=起立(Ⅰ) D=礼(Ⅴ7) T=着席(I)
D-Tの様な動きを、Tに解決するといいます。SDについての解説を、たとえ話をすると…
T=カレ-(Ⅰ) SD=野菜(Ⅳ) T=カレ-(I)
真ん中がDなら…
T=カレ-(Ⅰ) D=辛い!(Ⅴ7) T=カレ-(I)
となります。
では、下の図形でルールの説明です。
TはSD・Dのどちらにでも進めて、SD・Dからも来ることができる。
SDはT・Dのどちらにでも進めて、Tからも来ることができるが、Dは来られない。
DはTに進めて、Tからも来ることができるが、SDは行くことも来ることもできない。
簡単に説明するとこんな感じです。
ただし、ブル―ス進行のようにD-SDに行くような進行もあるので、音楽には絶対は無いと云うことで、人にも受け入れられる響きであればOKだと思います。
さて、解説できていない余っている数字がありますね、これは、代理コ-ドと呼ばれるものです。早速、解説していきましょう
代理コードとは
T・SD・Dの代わりになるコードの事です。もちろん、代理ですから少々ニアンスが異なります。
例えるならKeyCで、
C(Ⅰ)|Am(Ⅵm)|Dm7(Ⅱm7)|G7(Ⅴ7)|C(Ⅰ)
というコ-ド進行があったとします。言葉で表すなら、
カレ-だ(Ⅰ)|カレ-なのか(Ⅵm)|具だくさん(Ⅱm7)|辛い!(Ⅴ7)|カレ-だ(Ⅰ)
ちなみに、C(Ⅰ)|F(Ⅳ)|G7(Ⅴ7)|C(Ⅰ)ですと。
カレ-(Ⅰ)|野菜(Ⅳ)||辛い!(Ⅴ7)|カレ-(Ⅰ)
となります。
分類をまとめますと、
T(Ⅰ)=Ⅲm・Ⅵm
SD(Ⅳ)=Ⅱm
D(Ⅴ7)=Ⅵm7♭5
この様になります。
同じ分類であっても、鳴らしてみると響きがかなり違うのが分かると思います。このニアンスの違いで、自分の求める響きを探し出しコード進行を作り上げていくのです。
ただし、D(Ⅴ7)=Ⅵm7♭5は始めは使わないほうが無難でしょう。無理にこれを使うなら、D(Ⅴ7)をⅡm/Ⅴを使ったほうが無難です。
ダイアトニックコ-ドはスライドできる。
さらに、ダイアトニックコ-ド・Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅵm-Ⅶm7♭5 は、スライドして使うことができます。この考え方は、色々なコ-ド進行をつなぐ時に、きっと役に立つと思います。
例を2つほど、あげておきます。
Ⅳが始まりの場合の考え方。Ⅳ-Ⅴ7-Ⅵm-Ⅶm7♭5―Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm
Ⅵmが始まりの場合の考え方。
Ⅵm-Ⅶm7♭5-Ⅰ-Ⅱm-Ⅲm-Ⅳ-Ⅴ7
この並び方はKeyAmなので、こうなります。
Ⅵm-Ⅶm7♭5-Ⅰ-Ⅱm-Ⅲ7-Ⅳ-Ⅴ7
この様な考え方を、利用してコ-ド進行をつなげてみてください。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
4.メロディ-・コ-ドの作り方・考え方
作曲をするにおいてメロディ-が先か、コ-ドが先か…これは、かなり悩ましげな問題です。
この問題については、色々な人に聴いたり本を読んで調べて結果、コ-ドが先の方が比較的簡単みたいです。
自分の経験で云うと、はじめて作曲をした頃はコ-ドからメロディ-を、導き出す方法を取っていました。これは、最初のオリジナル曲で、痛い目を見たのが教訓となって、この方法を取るに至ったのですが…。
確かに、メロディ-先で作ると、コ-ドの乗せ方を慣れていないというか、乗せ方を知らないと、かなり戸惑う場面が出てきます。これは、和声学の知識が少し必要となってきますので、今回は割愛させて頂きます。
少しだけコツを云うと…
その小節のベースとなる音は何かを考えるです。
では作り方について、双方のメリットデメリットを紹介しましょう。
メロが先
メリット
・自由気ままに作曲ができる。
・思うがまま鍵盤を弾いて作ってみたり。
・鼻歌・ハミングなどで作り、それを録音して残したりする。
デメリット
・メロディ-から、自分で適切なコ-ドを見極めなければない。
・思うがまま作りすぎて、すぐに忘れてしまう。
・楽器等の手癖で、似たようなメロばかりになってしまう。
・録音したとしても、耳コピによる五線譜またはDAWでの音符の書き出しが必要。
コ-ドが先
メリット
・既存のコ-ド進行を持ってくる事ができるので、進行を組みやすい。
・コ-ド進行には著作権が無い!
デメリット
・「どっかで、聞いたことある。」曲の雰囲気が似やすくなる。
・コ-ド進行に縛られた、メロディ-作りになりやすい。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
5.メロディ-制作のコツ
メロディ-先であれ、コード先であれ、良い感じのメロディ-が1小節でもできれば、曲を作り上げる事は可能です。
では、どうやるか…
1.良いと思ったメロディを4回返す。
2.1~3回は、メロディ-全体の音の高さを変化させる。
3.4回目は少々メロディ-展開を変更する。
4.Aメロ-Bメロ-Sメロがある場合、Bメロはメロディーを逆にする等で変化、Sメロは音の高低差で勝負!
5.最高音は、楽曲のここぞという時まで取っておく。
6.全体のメロディ-は、後半に向かって上がり、道中は山り谷あり。
7.とにかく、色々な楽曲を数々の楽曲を、聞いて分析する。
この様な感じです。
【無料】レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン
6まとめ
さて、どうでしょう理解は、深まったでしょうか?
メロディ-は、コ-ド進行からも導き出せる。色々なコード進行は、紹介した考えを使えばつなげる事ができる。
もちろん、その逆もできます。
それには、自力でコ-ド進行の手順にそって、適切なコ-ドを見極めて並べていけば作り上げれます。
そして、1小節でも良いメロディが考え出せたら。1曲作り上げれるコツも紹介しました。
本日、紹介したことを使って、多く曲を作り出してください。作曲は、どちらかと言うと音楽で無く【音学】なので、たくさん作る事で、理解できなかったことが理解できるようになり、そして、新たに専門的スキルを身に付ける為に、何かしらのアクションをする必要も、出てくると思います。でも、そこにたどり着くのは、1曲1曲作り出した先です。その時には、今の自分では信じられない位の、曲が作れる様になっているはずです。ぜひ、紹介した作り方・考え方・コツを実践していって下さい。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。