こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
世のAiの波は、もはや止めることはできない位、大きくなってきてます。
これは、音楽業界でも同じで、Aiによる作曲支援や自動作曲を売りとするソフトが、ラインナップされてきました。このまま、音楽制作はAiに侵食されてしまうのでしょうか…
そこで本記事では、
Ai作曲の未来像、作曲自動・支援ソフト導入の意義と向き合い方を紹介します。
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もくじ
1.作曲自動・支援ソフト
iZtope社のOzone・Neutron等に使われている。Aiによるマスタリング・ミキシングのアシスト機能。これらは、作曲の支援をするものでしたが、曲そのもの骨格を作ってしまう、自動作曲ソフトもジワジワと存在感を表してきました。ソフト的には、かなり気になるテクノロジ-ですが、曲を作るものとしては不安もあります。
近い将来、作曲者や楽器演奏者は必要なくなる日が来るのでしょうか?
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2.Aiに駆逐されるのか
ハッキリ言って、真似しやすいモノは近い将来、駆逐されるでしょう。テクニックだけに頼った演奏や、ループを使った作曲、何の意思も無く作り上げられたアドリブソロ…考えれば多くの事が思い浮かべられます。
簡単に考えれば…
例えば、Toontrack/EZシリ-ズのMIDEを使った作曲支援ソフトに、Ai搭載されてコード進行やリズムパタ―ン・ベースラインを、ジャンルや好みを入力すればできてしまうようにすれば、曲の骨格は出来てしまうでしょう。
さらに、この曲をべ-スに、メロディ-を自動生成する事も容易いと思います。実際、EZbassは他のシリ-ズと連携して、ベースラインを提案するわけですから、もはや簡単な技術でしょう。
では、Aiにすべて駆逐されるのか?
そこで、守れるものと奪われるものを考えてみたいと思います。
守れるもの
・ファンを獲得し、Only Oneであること。
・自分の分野での技術・理論を学び・磨き、Aiを使う側になる。
・Aiが得意な分野を知り、Aiが出来ない事を磨く。
・作詞の分野。
意外なほどに、守れるものは現状とそこまで変わりません。ただ、Aiと共存し利用することは始めていくべきです。
奪われるもの
・テンポ感が決まった曲・ループ曲などの作曲。
・フレ―ズが細切れで、ランダムな作曲・演奏。
・サウンドに意図がない曲や演奏。
・長時間な曲や演奏。
ざっと考えると、ほとんどの作曲は奪われる傾向になると思っても、言い過ぎではないでしょう。将来的には、テンポ感も自在になっていくと考えられるので、ほぼ全般Ai化される可能性があります。演奏に関しては、守れるもので書いた《ファンを獲得し、Only Oneであること。》つながると思います。しっかりとした意志と意図をもって、サウンドを紡いでいけばランダムに繰り広げられる、アドリブソロもAiに奪われることはないでしょう。
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3.共存への道
将来的に見て、Aiが色々な場面で活用されるのは間違いでないでしょう。これは、音楽とりわけ作曲の分野では、かなりの高確率で使われ活躍していくでしょう。つまり、作曲者を別に必要としない時が、すぐそこまで来ているという事です。AiにBEATLESの癖を学習させ、BEATLES風の曲を作らせるという試みも、多年のファンを納得させる位まで、できる様になる位Aiは成熟してきてます。再現は難しいとされている、クラシック指揮者の楽曲解釈の癖やテンポ感を、Aiが学習しプラグラム化してしまえば、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の再現もできるかもしれません。
これは、楽器奏者にも言えると思います。製作段階でハイクオリティ-物が完成してしまえば、特に楽器奏者は必要とされなくなるでしょう。例えば、クラシック・オ-ケストラは譜面どおりに弾くことがだ前提で、後は指揮者の意図だけです。後はそれを、完全再現できる演奏者がいるだけです。これは、人がやるよりAiの方が得意な分野でしょう。近い将来、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のベルリン・ハ-モニ―交響楽団の演奏の再現も、Aiがプログラム化する事が出来れば、人が演奏しなくても楽曲再現は理論上可能です。
さて、ここまで読んでくると、「Aiにすべての活動を奪われてしまうのか?」疑念が生まれてくると思います。このまま何もしなければ、たぶん淘汰されていくでしょう。
淘汰されない一つの方法としては、守れるもので書いた《ファンを獲得し、Only Oneであること。》です。先ほど紹介したヘルベルト・フォン・カラヤンやBEATLESは、間違いなくOnly Oneの存在でした。故に、Aiに真似させ学ばせる存在だったのです。
これは、どんな時代であっても変わりないでしょう。
もう一つの方法は、Aiを使いこなしAiを利用していくというやり方です。Aiを使えるiZotope等のソフトメ-カ-が、紹介で書いてあることやプレゼンを聞くと、「Aiを利用し共存してクリエイティブな方へ、もっと時間を割くべきだと…」この様な事が云われ書かれてます。ただ、どの様にして使いこなし利用ていくかは、個々の判断と感覚でしょう。
これは自分の感覚なのですが、徐々に世の中に浸透しつつあるAi、でも感覚として積極的に一般社会が使っている感じは出てきてますが、まだ薄いです。動き始めている今なら、利用・共存のする側に行けると思います。
ただし、どんな分野であっても、自分で同じ事が出来るのが条件だと思います。
音楽で云うなら、別にBEATLESやヘルベルト・フォン・カラヤンの様な事が出来るという事ではありません。ですが、自分で作曲ができる位の音楽理論の知識は必要でしょう。これができるから、Aiに何を使えば良いか?何を提案されているのか?が、分かるようになると思います。将来的には、この様な事も知らなくても、誰もが作曲をできる様になるでしょう。実際、一部のジャンルはそれに近いソフトが、現段階でも出てきてますが…
まだまだ現段階では、人の力を使う余地は残されていますし、Aiを使い共存・利用していけば、更なる高みを目指せるかもしれません。
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4.まとめ
世のAiの波は、もはや止めることはできない位、大きくなってきてます。
これは、音楽業界でも同じで、Aiによる作曲支援や自動作曲を売りとするソフトが、ラインナップされ制作現場のスピ-ドも上がってきてます。このまま、本格的にAiが音楽制作を出来るようになったら、作曲家の存在意義を奪いかねません。
そこで本記事では、
Ai作曲の未来像や、作曲自動・支援ソフトの導入の意義と向き合い方を紹介し、共存への道筋を描いてみました。
実際、Aiソフト使用について書いた記事リンクを、下記に貼っておきますのでご精読ください。
DTM/DAW基本ミキシング・izotope tonal balance controlの使用法
DAWマスタリングソフトiZotope Ozoneの魅力と操作法を紹介!
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。
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