こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
DTM/DAWで音楽制作をする上で欠かせない、ソフト音源プラグイン。もちろん始めのうちは、DAW付属の物やフリ-の音源でも良いでしょう。しかし、DTMを行っていくにつれて、高音質の音源やソフトシンセが気になり始め、あれもこれも欲しくなると思います。
かといって、闇雲に音源ソフトを購入していては資金が持ちませし、使わずじまいでSSDやHDDの肥やしになりかねません。そこで本記事では…
DTM/宅録で打ち込み音源制作に役に立つ、ソフト音源10種類を紹介します。
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もくじ
1.おすすめのソフト音源と音源が良いDAW
オススメの音源は使っているDAWにもよります。DAWによっては、かなりの数の音源を付属しているものもあり、場合によっては、DAWだけで完結することも可能なものもあります。使える音源を備えている、代表的なDAWをいくつか紹介します。
Live suite
Liveのsuiteはマルチ音源はかなりの信頼性があり、このDAWだけで全てをまかなえてしまう位の実力があります。音源やシンセサイザ-さらに各種エフェクト類の充実。オ-ディオファイルも数多く付属しており、音をサンプリングして楽曲トラック制作の役に立ちます。Liveは楽器の様に扱えるDAWなので、最上位機種を手にするならLiveだけで完結の選択肢もありです。
Cubeas Pro
Cubeas ProのHALion Sonic SEは、音色の数はLiveに負けていません。探せば大体の音が出てきます。また、Groove Agentのリズム量も見逃せません。また、オーディオファイルを切り張りして楽曲を作っていく方なら、これらのマルチ音源の音をオーディオ化して、音をサンプリングして加工して使えばCubeasだけで完結することも可能で、さらに付属オ-ディオファイルやシンセサイザ―も揃ってます。
Studio One Professional
Studio OneのPresenceXT(マルチ音源)やMai Tai(シンセサイザー)は、侮れない音源です。もとは、Cubeasのエンジニア達が立ち上げたDAWブランドらしく、操作性だけでなく付属音源までしっかり気が配ってあります。PresenceXTは少しこもり気味との評判ですが、シンセでなっていると思えば「こういう音!」として使うことが可能音色です。また、LiveやCubeasの様にサンプリングするのも容易なので、DAWだけでの完結も可能です。
マルチ音源
オ-ディオファイルをサンプリングして、加工のして音源として使うのも良いですが、良質なマルチ音源や楽器音源をMIDIによるコントロ-ルで使いたいのものです。そこでここでは、実際にプロの現場で使われている音源を紹介します。
Native Instruments KOMPLETE
マルチ音源では、Native Instruments KOMPLETEを導入すれば、間違いがありません。上級モデルを買えば、ほぼ楽曲制作に必要な音源はそろいます。そもそもこの音源、複数の専門音源の集合体で、プロユ-スの信頼性が高いソフト音源です。また、フリ-ソフトから最上級ソフトまで幅広く取り揃えており、自分の音楽性に合うモデルを選ぶことも出来るのが魅力です。
プロユ-スソフトという事もあって、有償ソフトの価格は音源の量によって異なりますが¥235,340~¥24,300位と、それ相応のお値段がします。ですが、けして期待を裏切る内容ではありません。
IK Multimedia Sample Tank
このIK Multimedia Sample Tankもマルチ音源として、定番のソフトです。とりあえず、様々な音源を幅広く賄いたいなら、このソフトでしょう。音質的にも良く、音源立ち上げ音源制作までをスム-ズに行う事が出来るソフトです。また、お値段も音源の量によって異なりますが¥38,000~¥18,000位と、Native Instruments KOMPLETEより出費を抑えて最上級モデルを手に入れる事が出来ます。
Xpand!2
AVID/ProToolsの付属音源として、使われているソフトです。付属ソフトでも馬鹿にできません。なかなか各方面で良い評価が出ている音源です。また、この音源は単体でも購入がする事ができ、さらに嬉しい事に実質の価格は¥10,000位するのですが、時々値下げで¥100円台まで落ちることもあります。最大はフリ-で配布されたこともあるみたいです。
出来るだけ出費を抑えてDTMを楽しみたい方には、タイミングさえ合えば魅力的な音源ソフトでしょう。もちろん、現DTMerの方もプリセットに2500ある音源なので、SSDやHDDに空きがあれば導入も良いと思います。
Steinberg HAlion
Steinberg Cubeaseの音源、HAlion Sonicの上位版です。もともとはサンプラ-で、HAlionはサンプラ-としても使用できるソフトなのです。このHAlionはCubeaseで制作していると、この音源を一つ立ち上げれば、複数の音源を使用できるので、PC負荷的にもありがたいソフトです。また、HAlionアルぺジエ-タ-で生成されたMIDIフレ-ズをCubaesにドラック&ドロップする事もできます。音源も豊富で3400以上のプリセットを持っていて、DAWがCubaesの方は非常に使いかってが良いソフトです。価格はHAlionが¥33,000位でHAlion Sonic¥29,000位で購入できます。
あと、Steinberg社のソフトという事もあって、eLicenserというUSBキーが必要となります。
ピアノ音源
楽器の音色だけでいうなら、SYNTHOGY等のメ-カ-から高音質のモノが発売されています。
しかし、作曲支援となると数が限られます。その中でもオススメしたいのが、ToonTrackから発売されているEZシリーズです。
ピアノ音源ならEZkeysです。どのピアノから購入すればよいか悩むところですが、何種類かセットになってグランドピアノがはいっている物を勧めます。konoEZkeys何が良いかと云うと、
プリセットや後日購入した伴奏MIDIデータ-を、DAWにドラック&ドロップできますし、MIDIデ-タ-を自分が変えたいコードを書き込み変更すれば、自動でMIDIデータ-変更してくれる便利な機能があります。もちろん、そのままのMIDIデータ-では、色々と不都合があるので手直しはしますが、凝ったピアノ伴奏が弾けないDTMerに力強い戦力になります。価格は単体音源だと¥14,500位で購入できます。
ドラム音源
こちらは、EZシリ-ズのドラム版。上位機種にはSUPERIOR DRUMMEもありますが、こちらの方が手軽に手に出来る価格帯です。市場価格は、¥16,500位で販売されてます。
ドラムも、作曲時にフレ-ズに困るものの一つなので、これがあるとかなり助かります。他にもMIDIフレ-ズを生成できたり、DAWに張り付けたりできるソフトはありますが、ToonTrackのドラム音源エンジンは、対応しているMIDIフレ-ズが、かなりの数が発売されているので、フレ-ズに困る事がありません。また、EZkeysの様に、DAWにMIDIデ-タ-をドラック&ドロップできます。
べ-ス音源
EZBassは、ToonTrackのEZシリ-ズの中で特にオススメの音源ソフトです。音だけなら他に良いソフト沢山あります。例えば、Native Instruments KOMPLETEに入っているBass音源は使える音ですし、TrilianやMODO BASS等は、即戦力の音源です。ではなぜ、EZbassを勧めるか?
ピアノ・ドラムのオーディオ・MIDIデータ-から、ベースラインを自動で一致するラインを生成してくれます。更に、生成されたMIDIは、DAWにドラック&ドロップできます。つまり、このソフトでベースラインを生成し、他のBassソフトで、演奏する事も可能と云う事です。市場価格は、¥16,500位で購入することが出来ます。
ギタ-音源
Ujamから発売されているギタ-音源VIRTUAL GUITARIST。ざっと書き出すとこの様な音源です。
・ヘビ-なサウンドデザインの8弦ギタ-サウンド – CARBON
・ロックギタ-サウンド- IRON
・アコ-ステックギタ-サウンド – AMBER
・Pops向けのエレキギタ-サウンド- SPARKLE
・ナイロンギタ-サウンド – SILK
Ujamの音源の特徴として、【手軽にリフを作り出すことが出来る】があります。これが非常に便利で…
「バッキングギタ-をもう弾かなくても良いのでは…」と思ったほどです。
実際、制作スピ-ドが要求される楽曲制作であれば、これで、DEMO音源を作る事もアリだと思います。市場価格は、単体なら¥14,036位です。必要と有れば、セットになっているモノを購入の方が、少しお得でしょう。
シンセ音源
Massive X
Native Instruments KOMPLETEの上位ソフトにも付属されているシンセです。Massive Xは前ソフトシンセMassiveの後継機です。Massive自体も、人世代を築いたシンセで有名で、様々な音を作り出すことが出来ました。更にそれを進化させたMassive X数多くのプリセット(600種類)を備え、様々な音の可能性をサウンドデザインを可能にします。シンセべ-スからPad音色まで、様々なプリセットとサウンドメイクを味わってください。市場価格は¥26,800位で購入できます。
SERUM
近年、存在感を増してきた高音質で革新的なウエーブシンセです。
プリセットが読み込むだけで使えるプリセットが、459種類。これだけでも、聞き込むのに時間が掛かってしまいますが、オシレータに読み込むテーブル・プリセットを145種類収録。ノイズ・オシレータ専用ファイル(WAV)が187種類、LFOのシェイプ・プリセットが25種類と組み合わせてできる音源は、数多数となります。前に紹介したMassive XとSERUMがあれば、楽曲制作のソフトシンセは概ねまかなえてしまいそうです。市場価格は¥20,559位で購入できます。
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2.プラグイン・ソフト音源の注意と種類
DAWにプラグインで導入する、ソフト音源。フリ-の物から有料のモノまで、数多く存在します。ネットや書籍等で調べてみても、全てよく見えて何を導入すべきか、戸惑うばかりだと思います。ここで、一番初めに言っておきたいのは、
フリ-音源は気付けて下さい。
フリ-音源でも、安心して使用できるものもあります。代表的なフリ-ソフトはNative Instruments KOMPLETE startです。
フリ-ソフトを使用して音楽制作をした場合。何か具合があっても、自分で作曲を楽しむだけなら問題無いでしょう。しかし、コンペや音源納品となると事故になりますので、使用の際はくれぐれもご注意下さい。
また、一口にソフト音源と言っても専門音源とマルチ音源に分けられます。ではその違いを、紹介しましょう。
マルチ音源
・特長=数多くの楽器やシンセの音を、一通りまとめてある音源。
・メリット=一括で一通りの音源をそろえる事が出来る。
・デメリット=音のクオリティ-が専門音源より劣る。
専門音源
・特徴=特定の音(ドラムやシンセ等)のみ扱う音源。
・メリット=音源の高い専門性。
・デメリット=一つの音しか使用できない。数を揃えると出費がかさむ。
それぞれの特徴を、まとめるとこの様な感じになります。では次では、それぞれのオススメの音源について紹介します。
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3.まとめ
DTM/DAWで音楽制作をする上で欠かせない、ソフト音源プラグイン。もちろん始めのうちは、DAW付属の物やフリ-の音源でも良いでしょう。しかし、DTMを行っていくにつれて、高音質の音源やソフトシンセが気になり始め、あれもこれも欲しくなると思います。
かといって、闇雲に音源ソフトを購入していては資金が持ちませし、使わずじまいでSSDやHDDの肥やしになりかねません。
実際自分も、必要な音があり。もしかしてと思い音源を探っていたら、発見したなんて事もありました。危うく、無い音源と思い購入するところでアブナイアブナイ…。この様に、音源の数が増えれば増える程、音源の把握が出来なくなってくるので、闇雲に増やすのはやめましょう。
ここに、紹介したソフト音源と《DTM/DAW エフェクトプラグイン役立つオススメ8種類》の記事に書いてあるエフェクトプラグインがあれば、おおむねの楽曲制作は可能です。重要な事は新しいプラグインを購入したら、まず使い込む事。これによって、そのプラグインの特性をよく知ることに為ります。実経験は、何事にも代えがたいものです。
皆様のプラグイン探しの、示唆になれる様に本記事では…
DTM/宅録で打ち込み音源制作に役に立つ、ソフト音源10種類を紹介しました。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。
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