BGM・インストメンタル曲の作曲のやり方とコツを紹介

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こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。

世の中には、音楽があふれている。

BGMはどこでも耳にし、インスト曲もBGMとして使われてます。でも、インスト・BGM等の曲は、どの様に作ればいいのか、わからない方もいらっしゃると思います。そこで、インスト・BGMを作りたくても作れない貴方へ…

BGM・インストメンタル曲の作曲のやり方とコツを紹介します!

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もくじ

1.インスト・BGMを作るには

インスト曲、更にはBGMを作るには、それ相応の作曲技術がもとめられます。とはいえ、作曲は作曲なので「歌モノ」ができれば、インスト曲もできるようになりますし、インスト曲が出来れば、BGMも作れる様になります。

感性だけでは

ある程度は、感性だけで作る事は可能でしょう。しかし、無限にアイディアが生まれてくるとは限りません。ここで必要なのは、ある程度確立された方法が必要です。では、どのような方法があるのか、紹介していきます。

クラシックの作曲法

作曲は感性だけでなく、理論で作り上げる面もあるので、クラシックの作曲からヒントを得るのが、一番手っ取り早いです。

コンセプトを決める

作曲をする時に必要なモノそれは、「コンセプト」これ重要。ある意味これだけが感性。さてコンセプトとは、

・ピアノを聞かせるしっとりとした曲

・荘厳で壮大な曲

・打楽器が活躍する、リズムカルな曲

ここは自由に思い描き、自分の伝えたい音楽を考えましょう。

構造を決める

さて、コンセプトは決まりましたか?

コンセプトが決まったら、曲の構成を考えます。「曲の構成?」と思った貴方に簡単に説明、歌モノならAメロ-Bメロ-サビみたいな構成の事です。

なに、難しく考える事はありません。A-B-A方式と呼ばれる「3部形式」で、作っていけば大丈夫。文章であらわすなら…

「いつもの日常があって(A)―思いもよらない出来事が起こり(B)―また元の日常に戻る(A)」こんな感じです。

なぜ、構成を考えないといけないか、構成をしっかり決めないと、曲のスタ-トからゴ-ルまでが分かり辛くなり、「何が言いたかったの?」と、いう謎の曲になってしまいます。構成しっかりしておけば、一番の聴かせどころを決めれますし、曲をドラマティックにできます。

メロディ-を作る

コンセプト・構成が決まったら、作曲者のお楽しみメロディ-作りです。コンセプトに基づき思い思いメロディ-を書きましょう。ここで曲を作るにあたっての注意を紹介します。

・key(調性)を、しっかり決定する。このKey(調性)メジャ-(明るい)・マイナ-(陰り)だけでなく、全てのKeyに意味があります。この事について詳しく知りたい貴方には、吉本隆さんの【調整で読み解くクラシック】をオススメします。

・拍子を決める。何拍子の曲を作るかは、最初の段階で、ハッキリさせましょう。3/4と4/4では、曲の雰囲気や方向性が変わります。まあ、最初は4/4が一番スタンダードでオススメします。

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2.例を制作

この譜面は、前章で紹介したことを踏まえて制作した曲です。

まず、メロディ-を考えたのちベースの部分を考え、ピアノ譜として構成したものです。この譜面で作られた音源をもとに、例として制作した曲について、解説していきます。

メロディ-を考えた後に、バスを考える。

音源1

音源1は、メロディ-に対してのバス(ベース)を考えたものです。同時に作曲できれば、時間の短縮にもなり良いですが、自分の様にバラバラに考えても良いです。この方法は、和声法にバス課題と言うのがあるのですが、その課題を参考に考えています。

さてこのバス、ハーモニーの土台になるモノです。あとで、ハ-モニ―の音が足されることを考えて、バスの音を考えましょう。

また、この考え方はPOPsを作る時にも役に立つので、ぜひ覚えた方が良いでしょう。

メロディに対して、バスのメロディを考える。

 

音源2

バスのメロディ-ラインを考えます。この場合、便宜上べ-スラインと言った方が良いでしょう。音源2は、主旋律に対してのべ-スラインを考えたものです。この様に、べ-スラインは主旋律に対して対位法で作っていくのが良いです。

と、ここまで読んで身構えた貴方、そんなに身構える必要は無いです。そもそもべ-スラインは主旋律に対して、望もうとも望まなくても、対位して作られています。ですので、ベースラインを作る気持ちで、べ-スのメロディ-ラインを考えてください。

3.アレンジへ

この譜面では、和声でいうとソプラノとバスのまだ2声音しか出してません。あと2声音、アルトとテナ-を考えれば、どんなアレンジも可能になります。と言っても、専門的なことを学んでいない限り、なかなか厳しいと思います。

クラシックの楽曲を作るならば、しっかりとした和声学と対位法をつかって、作曲しなければなりませんが、通常のBGM・インストであれば、そこまで出来にする必要はありません。ただし、知っておいて損は無いので軽く学びたいなら、土田京子さんの【和声法がさくさく理解できる本】をお勧めします。

さてアレンジですが、ここまでできればクラシック楽曲でない限り、コードから導き出すアレンジで色付けていってもかまいません。自分のイメ-ジを実現するアレンジ目指して下さい。

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4.まとめ

世の中には、音楽があふれている。

BGMはどこでも耳にし、インスト曲もBGMとして使われてます。でも、インスト・BGM等の曲は、どの様に作ればいいのか、わからない方もいらっしゃると思います。自分もその一人でした。色々調べ学び実践してインストメンタルやBGMを作る事が出来る様になりました。そこで今回は、インスト・BGMを作りたくても作り方が分からない貴方へ…

BGM・インストメンタル曲の作曲のやり方とコツを紹介しました。

以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

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