こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
Youtube動画でも良い音質の物を投稿したいと思いませんか、いくらiPhoneの性能が上がったとはいえ、しっかりミックスマスタリングされたモノにはかないません。とはいえ、録音するとなると、どの様な方法を取ればよいか迷う方もいらっしゃるでしょう。そこで本記事では…
弾き語りの録音・ミックスと、ボーカル・楽器のエフェクトかけ方の基本を紹介します!
【無料レコ-ディングやミックス・マスタリング解説と作曲のコツ動画付きメ-ルマガジン】これで、レコ-ディングやミックス・マスタリングの基礎と作曲のやり方がわかります!
もくじ
1.弾き語り楽曲の音質向上
Youtubeに投稿する為、デモを作る為などなど…色々な理由で、弾き語りを録音はおこなわれるでしょう。バンド等や誰かに聴かせるだけなら、iPhoneで録ったモノで十分だと自分は考えてます。
ただ…コンペ等の為のデモや、Youtubeの動画をより良い音質で録りたい等の場合、話は変わってきます。では、どの様な方法で弾き語りを録音するのでしょう。アコ-ステックギタ-を例に紹介します。
1.一本のマイクだけで、楽器と歌を録音
2.ギタ-・歌手に各一本マイクを配置して録音
3.仮歌を録り、その後各パ-トごとに本番録音
4.Aギタ-がライン録音できるモノなら、上記3つにプラスしてライン録音
大体このような方法で録音されます。ではこの中でどれが良いか?
3の「仮歌を録り、その後各パ-トごとに本番録音」が一番良い録音ができます。また、録音するとなれば概ねDAWを使ってマルチトラック録音すると思います。それならば、各音源完全にばらばらの方がミックス・エデットするにも都合が良いです。アコ-ステックギタ-がライン録音できるモノなら、4の「Aギタ-がライン録音できるモノなら、上記3つにプラスして録音」もしておくと尚良いです。
それ以外の録音なら、自分ならマイク一本だけで録音します。この方が位相の事を考えなくても良いので、何かと都合が良いです。
では、2の「ギタ-・歌手に各一本マイクを配置して録音」はなぜ選ばないか、これはライブやライブ配信なら迷わずこの方法をとりますが、録音となれば各音がかぶってしまう事と位相の事もあってやお勧めしません。どうしてもこの方法をとりたいのであれば、マイクはダイナミックマイクでギタ-はラインで録音です。これなら何ら問題はありません。
各録音方法や必要機材は、こちらの記事に詳しく書いてあるので、御精読ください。
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プロの歌手のレコ-ディングとそれに迫る自分での録音・宅録の方法
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2.各パ-トのミックスの為の下拵え
ミックスする前に、各音源のミックスする為の下拵えをしなくてはなりません。とはいえ、弾き語りなので楽器一つと歌だけなので、そこまでは大変ではありません。では、紹介していきましょう。
共通にやる事
1.最初行う処理は、ノイズ処理です。使うプラグインはゲートです。これで音が鳴っていな所の音量レベルを0にします。その後、音が鳴っていない所を全てカットします。カットしたオ-ディオファイルにフェイドを掛けるのを忘れない様に。
2.次に行う処理は、EQ処理です。プラグインはEQです。使うEQは波形が見えるものにして下さい。音を鳴らしながら波形を見て、なるべくピークを均一にします。これでミックスしやすい音になります。
3.次にかけるのはコンプレッサ-です。なるべくはオプティカルのコンプレッサ-が良いですが、無いなら通常の物でも大丈夫です。これで、まず各音色にあったプリセットを読み込み、スレッショルドを小さな音で少し掛かる程度に調整します。
4.ボーカル行う処理と楽器にこなう処理をした後に、音量バランスを整えます。まずは、各音源-5db下げます。次に楽器の音量を決めて、その後ボーカルの音量を決めバランスを出します。これで、空間系エフェクトをかける準備が整います。
ボ-カルにする事
ボ-カルにピッチシフトやメロダイン等の処理をする場合、プラグインを指す位置はゲートの次です。また、ボーカルのEQのローカットは180Hz位までバッサリ切っても大丈夫です。ただ人によってはその限りでもないので、音を確認しながら処理してください。ダブルやハモリのトラックを作った場合、ローカットはバッサリと切って下さい。余分な低音は位相問題の元です。この段階で処理してください。
楽器にする事
楽器の音源のEQのローカットは50Hz位で大丈夫です。弾き語りと云う事もあって、楽器が一つしかありません。低音を担当する楽器が無いので、シッカリその楽器の低音の音を使用します。もしラインで、同時に録音していた場合は、ライン録音の方に低音を任せて、マイク録りの低音は150Hz位までローカットします。
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3.空間エフェクトの基本はリバ-ブ
空間系のエフェクトを使う時に、まず考えなくては為らないのが、どの様な空間で演奏しているか演奏させたいかです。
極端な話、とんでもない大きなホ-ルで、演奏している状態でも作り出すことが出来ますからね。ですのでコンセプトが固まっていないと、いつまでも答えが出なくてミックスが終わりません。作業の流れてしては…
1.FXチャンネルを立ち上げて、空間を設定する為のリバ-ブを設置、各音源にセンドで送ります。
2.始めに、楽器の空間の大きさをリバ-ブで決めるので、ここでプリセットから自分のイメ-ジに合うものを選びます。そして、楽器の音源を聞きながらセンドの量を調整して部屋の大きさや感覚を設定します。
3.次にボ-カルの音源を聞きながら楽器にした様に、センドの量でリバ-ブを設定します。
4.すべての音源を鳴らし、空間の感じを微調整していきます。
5.ディレイやフレンジャー等を掛ける場合、この設定が終わったら、同じように掛ける音源に対して、同じ様にアプロ-チして、最後微調整します。
6.全てかけ終わったものを聞いて、大丈夫であれば2mixとして書き出し。
7.2mixをマスタリングして完成!
ミックス・マスタリングは経験がものを言うところがある、数をこなして経験を積むべし!
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4.まとめ
Youtube動画でも良い音質の物を投稿したいと思いませんか、いくらiPhoneの性能が上がったとはいえ、しっかりミックスマスタリングされたモノにはかないません。とはいえ、録音するとなると、どの様な方法を取ればよいか迷う方もいらっしゃるでしょう。
ただ、ミックスマスタリングはエンジニアの領分で、経験がものを言うところでもあります。故に数をこなさなくては、なかなか上手くはなっていきません。
今回は、弾き語りと云う事で、音源も少なくミックスマスタリングを経験していくには、もってこいだと思い記事を作成させて頂きました。簡単な基礎的なことは、書けたと思いますので実践してみて下さい。
そこで、本記事では…
弾き語りの録音・ミックスと、ボーカル・楽器のエフェクトかけ方の基本を紹介しました!
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。
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