studio oneマスタリングの基本となるやり方とプラグイン

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こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。

Studio Oneは、よくできたDAWです。

これだけで、楽曲制作とミックスマスタリングを、ほぼ網羅してしまいます。まあ、Protoolsには敵わないところもありますが、楽曲制作者として宅録ユーザ-として、これほど覚えやすく扱いが楽なDAWはないような気がします。

その中で今回は、マスタリングに焦点を当てて紹介していきましょう。

なお今回の方法は、ほかのDAWでもDDP書き出し以外は行うことができる事なので、Cubaes・Live等を使用の方も役に立つでしょう。

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もくじ

1.基本的なマスタリング方法

基本的にマスタリングは、EQとマキシマイザ-という音圧を上げるプラグインを使って、商業レベルまで音圧を調整します。この、調整作業がマスタリング。

この作業はミキシングで仕上げた2mix音源を、微調整し商業レベルまで上げるという重要作業ここをミスると、せっかくの音源も残念なモノになってしまいます。

マスタリングの基本法。多段掛け!

マスタリングに必要なプラグインは、EQとWavesL3等のマキシマイザ-あとは、自分が目指す音圧を確かめる為のリファネンス音源。または、VUメータ-等で数値を頼りに音圧を上げれば行うことができます。

では、なぜ多段掛けをするか?

それは、徐々に音圧を変えた方が急激な音質変化を防ぐことができるからです。

ではどのようにやるか?プラグインの掛ける順番と使用法は以下のとおり。

・プラグインをかける順番は、EQ-マキシマイザ--VUメ-タ-かアナライズプラグイン。

・EQで波形を調べ、出すぎている帯域を削り、できるだけピークをフラットにする。

・マキシマイザ-は、できれば2段以上(3段推奨)掛け。

・マキシマイザー1段目は、薄くかけ2段目(3段目)で、最終音圧を調整する。

・音圧はVUメータ-数値かリファレンス曲で合わせていく。

・すべての調整が終わったら、オートフェイドをかけwav44.1Hz/24bitか16bitで書き出す。

なお、めんどくさいなら、iZotop OzoneのAiアシストで行う。この方法については、以下の記事を御精読お願いします。

DAWマスタリングソフトiZotope Ozoneの魅力と操作法を紹介!

数曲単位で行うならプロジェクト、1曲ならソングで

EPやアルバムを作るなら、数曲を同じ時に同程度の音圧にマスタリングするので、マスタリングプロジェクトを使用して作業した方がよいでしょう。特にCDにするなら、CD用のマスタ-音源をDDPで書き出し、このファイルのままCDプレス業者に納入して作成してもらいましょう。これを1つのDAW上でできるので、Studio Oneは便利です。

1曲あれば、ソングでマスタリングしましょう。わざわざマスタリングプロジェクトを立ち上げる必要はありません。数曲を同じ状態でマスタリングするなら、プロジェクトで行った方が効率が良いですし使い勝手もいいです。しかし、1曲であるなら、そこも出煩わしくないのでソングで十分です。

また、EPやアルバムの数曲マスタリングは、1曲のマスタリングがしっかり出来るようになってから挑戦しましょう。基本は1曲を商業レベルにすることです。これができて、EPやアルバムの数曲マスタリングができるようになります。

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2.使いやすいマスタリングプラグイン

H-EQ

Waves H-EQは何にでも使えるかなり使い勝手が良いEQです。

では何が良いか?

プラグインとして使用した際、余分な音質変化がない事これにつきます。余分な音質変化がないという事は、素直なEQ処理ができるので、自分はこれに勝るものはないと感じてます。

これ以外にかけるならば、アウトボ-ドいう選択になると自分は思ってます。

L3LL-Multimaximizer

Waves L3LL-MultimaximizerとWaves H-EQがあれば、ぶっちゃけマスタリングはできます。それには、しっかりとしたミキシングが必須ですが、やろうと思えばできます。

ですが、それだけでは辿り着けない領域がある。3段掛けの最初にこれを自分は掛けています。コツは音圧を上げすぎないことです。

Ozone

iZotope Ozoneといえば、Aiアシストのマスタリングです。このアシスト機能を使えば80点マスタリングができますが、あえてマキシマイザ-だけ使います。

このマキシマイザ-は、いろいろなモデリングがあるので非常に便利です。自分好みのマキシマイザ-を選んで使っていきましょう。

自分は、これを2段目に使います。このマキシマイザーも上げすぎないのがコツです。

Weiss MM-1

このプラグインは、ビックリです。

素晴らしいの一言!

何が良いか?

使い方が分かりやすく、使い勝手が恐ろしく良い!

そして音が良い!悪いところがさがせれません。これ以外ならアウトボ-ドとなると思うくらい良いプラグインです。

自分は、マスタリングの最終段これをさしてます。これで調整していけば、かなり追い込んだ仕上げをすることができます。自分は、このプラグインを使ってみて、iZtope OzoneのAiアシストが、自分には必要なくなったと感じました。

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3.まとめ

Studio Oneは、よくできたDAWです。

これだけで、楽曲制作とミックスマスタリングを、ほぼ網羅してしまいます。まあ、Protoolsには敵わないところもありますが、楽曲制作者として宅録ユーザ-として、これほど覚えやすく扱いが楽なDAWはないような気がします。

その中で今回は、マスタリングに焦点を当てて紹介していきました。

まずは、基礎的なやり方とマキシマイザ-多段掛けの有用性を紹介しました。

そして、マスタリング時に使い勝手が良いプラグインも紹介しました。

今回の記事を下敷きにして、皆さんの楽曲がよりよくなることを願っています。

あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。

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