こんにちは、IxSA pjt代表・音楽家の朝日勇結です。
DTM・宅録をやっていると、楽曲制作段階で戸惑うのが、ベースラインだと思います。
ドラム等のリズムはどうにかなったとしても、ベースラインはどの様に作成すればよいか悩む方もいるでしょう。
また、ベース自体も打ち込みでいくか、それとも弾くかどちらにするか迷うところだと思います。
そこで本記事では、
べ-スの基本的なベースライン作成のコツと、弾きと打ち込みの違い・比較をしていきます。
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もくじ
1.ベースラインを基本的な作成法
べ-スを弾くにしろ、打ち込むにしろ、どの様にベースのメロディ-ラインを組めば良いか、悩ましいところでしょう。
ネットや書籍等を、調べてみたりするとベースラインは、主旋律に対しての対旋律なんて事が書かれていたりします。
しかし、この様に書かれていても理解しづらいでしょう。
そもそも、対旋律なんて言葉を理解していたら、もうすでにべ-スのメロディ-ラインを作り上げているはずです。
べ-スの基本
べ-スのメロディ-ライン(以下べ-スライン)は、曲のコード進行のルート音を弾いていれば、基本的には成立します。
なぜなら、ベースという楽器の役割の一つに、コード進行のルート音を示し楽曲の和音構成の土台を担うというものがあります。
和音構成の土台だけを弾くのが、ルート弾きという弾き方(ベースライン)です。
べ-スラインの譜割を考えるなら、ドラムビートのキックとスネアの位置で音を鳴らしみましょう。
ル-ト音だけでもグル-ブ感が出てきたでしょう!
さらに、アクセントとして裏箔などに休符を入れてみれば音がタイトになりよりグル-ブ感が増したりします。
ドラムのフィルイン時のタムを叩く位置で、コードのトライアド(3和音)で構成したフレ-ズを入れたりすると、よりよいものアクセントになるでしょう。
そもそも、ベースは曲の土台を支えて、ハーモニ―の土台になるモノです。
ですので、そこまで派手な音階の動きは必要が基本的にはありません。ですがコレでは、面白みに欠けます。
実際この手の話を、解説していると1冊の本になってしまいますので、作曲に必要な基本的な事を掘り下げましょう。
動きたいのは分かるけど
リ-ドギタ-の様に、指版の上を派手に動きたい!
気持ちは分かりますが、基本的にベースは裏方でドラムと共に曲のビートとグル―ブを支えてコード進行を示します。
これが出来てこそ、たまにある見せ場です。
実際、コード進行のルート音をドラムのキックやスネア・タムに合わせながら、リズムとグル―ブを刻むだけで十分成立しますし存在感を表すこともできます。
トライアドで構成
ル-ト音だけを弾いても、ベースとしては成立はしますが、それだけではやはり寂しい。そこで、コードの構成音3度と5度の音を足して、ベースラインを彩っていきます。
ではどの様にベースラインを構成するか?
コツとしては、ドラムのリズム感を崩さず主旋律のメロディ-の邪魔に為らない様にし、なるべく小節の始めと終わりは、その小節のコ-ドのルート音で終われるのが理想です。
まずは、これを基本にベースラインを構成してください。
アクセントのセブンス
ツ-ファイブ等のドミナントモ-ションの時、7・9・13のテンションコ-ドが出てきます。
この時は、次のコ-ドに解決する為に、小節最後の音に7度の音をアクセントしていれるのもアリです。
この他にも、コード進行が4度進行だった場合のR・R・5・5♭のウォ-キングベースラインであったり、積極的にデミニッシュコード感を使ったベースラインなど、様々なアクセントの付け方があります。
べ-スライン構成を慣れていくうちに、更なる高みを目指して挑戦すると良いだろう。
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2.弾くか打ち込むか…
バンドマンなら当然、弾くでしょう。
DTM/宅録している人なら、どうするか悩ましい所です。ドラムが打ち込みなら、ベースは弾きたい…リズム隊のリアル感が当然アップしますからね。
ただね、意外にベースは難しい…ここが問題なのです。
良くある話が、「ギタ-に比べて弦の数も少ないので、楽じゃないの?」とこの様な事を云われる時がありますが、
まったくの別物ですからねべ-スは!
リズム、テンポは、ドラムが支配します。楽曲のグル-ブ感はベースが支配します。
つまり、ベースがミスると楽曲が乱れる。そのくらい重要です。
更に悩ましいのが、シンセべ-スにするかエレキべ-スでいくかの問題もあります。
どちらもそれぞれの良さがあるので選択に困りますが、曲に合わせて選択が正しい道でしょう。
打ち込みか弾くのか、いずれにせよ音色は決めなくてはなりません。
べ-ス音を何にするかを考えてみましょう。
エレキべ-ス・ウッドべ-ス
・ウッドべ-ス・エレキべ-スは弾いた時のニアンスを重視するので、できるだけ弾いた方が良い。MIDIでのコントロ―ルも出来なくは無いが、手間がかかる上に思う様にならない時もある。
・ベース特有の様々な奏法を駆使した、べ-スラインはMIDIで再現が難易度が高い。
・自分で弾くとなると、べ-スラインはミスが許されないので、難易度が上がる。
シンセべ-ス
・MoogBass等のアナログシンセで、弾く事もできるがニアンス等をつけるには、かなりの腕が必要。
・アナログシンセであっても、MIDIによるコントロ―ルおこなう事が容易で可能。
・DAWの音源プラグインとして、豊富なシンセ音源があり、音の変化も容易。
自分の目指す楽曲を決める重要な要素だ。シッカリ納得して決めろ。
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3.深淵なるべ-ス世界
弾くにしても、打ち込むにしても、やってみれば意外にできるのがベースという楽器です。
しかし、その世界の入り口は入りやすいですが、そこに待ち受ける沼は半端ではありません。
まず弾く方なら、ウッドべ-スに代表されるフレットレス…普通に考えただけで難しそうですよね。
また、スラップ奏法など独特の弾き方で奏でられる音色も魅力的で、エレキべ-スの6弦以上のベースは音域も広く、意外に何でもできる楽器でもあります。
打ち込みは打ち込みで、膨大にあるにシンセべ-スの音色から、曲に合うものを探し出して、更に音色を加工したりします。
また、近年のアナログシンセや復刻されたアナログシンセには、MIDIでコントロ―ルできるものが数多くあります。
これらの楽器はMIDIで打ち込んだものをそのまま流して録音すると、独特のグル―ブ感が生まれるものも数多くあります。もしそれらを揃えるとなったら…沼ですね。更に…
楽曲を邪魔せず支えるベースラインの構築…リズムとメロディ-をつなぐグル―ブ感の演出。
深いです。
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4.まとめ
DTM・宅録をやっていると、楽曲制作段階で戸惑うのが、ベースラインだと思います。ドラム等のリズムは、MIDIなどを駆使して組み上げたとしても、ベースラインはどの様にして組んで良いか迷う人も多いでしょう。
そもそも、ベースラインは、楽曲に対してのベースラインなので、どうしても自分で組み上げなくてはなりません。
そして、ベース自体も打ち込みでいくか、それとも弾くかどちらにするか迷うところです。
実際、打ち込みでもゴーストノ-ト等の表現も、おこなうことは出来ます。ですが、その手間を考えると弾いた方が早いですし、たとえ簡単なべ-スラインなったとしても、弾いた方が良い音になりグル―ブ感も生まれます。
自分もこの事から、自分の楽曲であるならなるべく弾く様にしています。ストックミュ-ジックやDEMO音源を作る時は、音色変えやすくベースライン変更しやすい、打ち込みでおこないます。
自分はこの様に打ち込みと弾きを使い分けています。
べ-スラインを作り上げると云う事は、楽曲のベースをしっかり理解して制作すると云う事。打ち込みにしろ弾くにしろ、制作できる事によって作曲への理解が深まる事でしょう。
以上、紹介したことが、
あなたの参考になりましたら幸いです。
ありがとうございました。
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